GI・Ⅱのびわこは万穴が出やすい

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明日からびわこ大賞です。2020年10月開催からびわこはターンマークを沖合に3m移動し、同時にポールなどの水上設備が一直線上に並ぶようにしました。接触事故を防ぐためです。結果的に一般競走の1コースの1着率は5%近くアップしています。しかし、7月に開催されたGⅡびわこMB大賞では、1コース着率は40%と、1コースからの逃げが決まらず、10万円台の超高配当が3回も出ました。シリーズを通じた3連単の万舟券の回数は21回でした。

一般競走で1コースから強いのに、特別レースになると1コースが決まらなくなる理由は、ターンスピードの差です。スピードをつけたターンすると流れ気味になります。ターンマークを移動したことで、ちょうど波が残っているところに吹っ飛んで行くのです。先手を取った選手が波に乗ってキャビテーションを起こし、荒れる展開になるのです。3コースからの差しが決まります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。