~SG第67回ボートレースメモリアル・準優勝戦展望~

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小林アナバナー

平本真之

ハイレベルの予選4日間の戦いが繰り広げられたBOATRACE蒲郡のSG「第67回ボートレースメモリアル」。いよいよ、明日(28日)、9レースから11レースまで準優勝戦が行われます。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第67回ボートレースメモリアル」準優勝戦展望をお送りします。

まず、準優勝戦・第9レースの展望です。メンバーは、①白井英治毒島誠深谷知博岩瀬裕亮濱野谷憲吾峰竜太。予選ラストは積極策が裏目に出たものの、白井選手が予選得点率3位で準優勝戦の絶好枠を手にしました。

進入想定は、123カド456の枠なりと読んでいます。何といっても、ドリーム戦の5コースからまくり一撃で勝った白井選手の走りは、全国のファンに衝撃を与えました。準優も、インからパワフルな逃げで、他を一蹴する運びを見せてくれる筈です。

1つ気になるのは、2号艇の毒島選手。時折、ピット離れでインを奪うシーンを見せる可能性は捨て切れません。その時は、毒島選手の巧妙な攻めが幅を利かせるかも…。

したがって、準優・9レースのフォーカスは、本線が1-2-5・1-2-6の2点。穴は、毒島選手の頭から、2-5-流・2-6-流の8点で勝負します。

続いて、準優勝戦・第10レースのメンバーは、①平本真之羽野直也池田浩二上野真之介田村隆信佐藤翼。ドリーム戦は6号艇から3着、2日目以降は4勝・2着が1本と完璧な内容で平本選手が予選得点率第2位で勝ち上がりました。

ここも、進入は123カド456で落ち着くでしょう。そうなると、隙を見せない平本選手が一気に主導権を握って、先行策で人気に応えることが濃厚です。

そして、配当面を考慮して、2着・3着の軸に推奨したいのが5号艇の田村選手。上野選手の仕掛けに乗っていくことが出来ることに加え、道中の粘りが効く足に仕上がっています。したがって、準優・10レースのフォーカスは、1-5=流の8点で勝負します。

最後に、準優・11レースのメンバーは、①原田幸哉今垣光太郎中島孝平新田雄史篠崎元志丸野一樹。現在は長崎支部ですが、デビューから慣れ親しんだ水面に臨んだ原田選手が、予選を準パーフェクトで最後の準優の絶好枠を掴み取りました。

進入は、ここも123カド456の3対3のスタイルになるでしょう。予選の走りを見れば、原田選手の圧勝ムードなのですが、2コースの今垣選手がスロー水域にやや不安要素があります。そうなると、センター勢の中島選手や新田選手のまくり差しが、原田選手の懐に届く可能性が出てきます。さらに、状況によっては5コースから機力がいい篠崎選手のまくり差しも十分考えられます。

したがって、準優・11レースのフォーカスは、原田選手の頭を敢えて外して、3-1-流・4-1-流・5-1-流の12点。原田選手の2着付けで美味しい配当を狙うことをおススメします。

なお、次回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第67回ボートレースメモリアル」優勝戦展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。