旬レーサー 4365 盛本真輔(兵庫・35歳)

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

チルト3度といえば、阿波勝哉澤大介が有名でした。選手は持ちプロペラだったので伸び型に特化したプロペラを使うことができました。阿波や澤ほどではありませんが、愛知の黒野元基、兵庫の盛本真輔もまたチルト3度で一発高配当を出した選手でした。選手持ちプロペラが廃止になり、盛本も出足型にプロペラをたたくようになっています。決まり手を調べてみても、1コースから逃げが多く、まくりで勝つシーンはほとんどありません。

最近のコース別成績を調べると、2コースから4コースまでは1着が取れず、2着数が増えてきます。5、6コースになると上位着は期待できません。1着が並ばないせいもあってね予選を通過しても1位通過はありません。6月びわこの準優は5号艇、尼崎は4号艇、7月宮島は6号艇と準優でスローからのレースができません。そのこともあって準優突破ができていません。今回出場する住之江は5月に走っています。そのときの成績は、④⑤①②②②②準2優6の成績でした。1着を取ったレースは1コースからです。住之江はチルト1.5度までですが、盛本は機会があれば伸び型もチャレンジしてみたい「師匠の高山哲也さんのアドバイスで去年の5月ぐらいにプロペラの形を変えてからモーターが仕上がることが増えました。(2020年)8月びわこで2回目の優勝もできました。昔はチルトを跳ねて伸び型で走っていた時もあったけど、今は乗り心地と行き足を求める調整でやっています。今でも伸び型の調整で勝ちたいなという気持ちはあるんですが、そうすると他の足が犠牲になるんで無難なスタイルになっています。ただ菅章哉選手とかが伸び型で頑張っているし、伸び型になりそうなプロペラのイメージもあるので、機会があればチャレンジしてみようかなと思っています」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…17回 まくり…4回 まくり差し…1回 差し…1回 抜き…0回

※出場予定…住之江=8月4日~9日

桧村賢一の新刊が発売決定!購入はこちら

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。