旬レーサー 4758 富樫麗加(東京・31歳)

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ゼロ台スタートが決まっていれば好成績

白百合女子大文学部フランス文学科を卒業してボートの選手になりました。お嬢さん学校からボート選手というので話題になりました。本人は多摩川ボートを見てボートレースに憧れたそうですが、父親の反対で、すぐにボートの選手になることはできませんでした。「教職員免許を取ったら受験を許す」という父親との約束を果たし、4年越しで受験を実現させました。父親にすれば、その内に諦めるだろうという思いもあったとか。

初優勝をした後にフライングを3本と浮き沈みの激しいボート人生ですが、2021年3月に同支部の今泉友吾と結婚しました。

最近は女子戦で上位進出を外さない堅実さが光っています。1コースだと先マイに持ち込み2着まで残り、ダッシュに回っても大崩れなくまとめます。ゼロ台スタートが決まっているときは、出足が仕上がっているので着絡みが増えます。

下関は初優出、初優勝した水面

「下関は乗りやすいイメージがあるし、2017年5月の男女W優勝戦でデビュー初優出、初優勝を飾った水面です。あの時は6コースから差しで優勝できたんですが、6号艇だったし初めての優出だったから優勝できると思っていなかったです。それに事故もあったので素直に喜べなかったし、たまたま勝てた感じ。今でも1回優勝したって認識はありません(苦笑)。なので、次は自分で優勝できたと思えるようなレースがしたいと思っています。

プロペラは以前F3になった時に村田修次さんに師匠になってもらったので、定期的に教えてもらって試すようにしています。もっとモーターパワーを引き出せるように頑張りたいと思っています。

A1級になりたい気持ちはありますが、ターンとかプロペラの調整力がまだA1級のレベルじゃないと自分でもわかっているので、そこはもう少し磨きたい。まずは実力をつけて、その結果A1級になれたり、優勝ができたら嬉しいなと思っています。

とりあえず準優に乗れるように頑張ります。あと私事ですが、今年の3月に同期の今泉友吾選手と結婚しました。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…11回 まくり…1回 まくり差し…6回 差し…4回 抜き…1回

※出場予定…GⅢ下関・女子=7月25日~30日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。