~SG第31回グランドチャンピオン・優勝戦展望~

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小林アナバナー

前本泰和

準優勝戦は逃げの決着がなしという波乱のシーンが続いたBOAT RACE児島のSG「第31回グランドチャンピオン」。いよいよ、明日(27日)の最終レースで優勝戦が行われます。

それでは、今回はSG「第31回グランドチャンピオン」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは①前本泰和、②菊地孝平、③湯川浩司、④白井英治、⑤峰竜太、⑥松井繁。準優11Rで2コースからの差しを決め、峰選手を破った前本選手が優勝戦の1号艇を手にしました。

今から7年半前、グランプリシリーズでSG制覇はあるものの、「SGの中のSG」と言われているグランドチャンピオンを勝つことは、前本選手自身のレーサーとしての価値を高めます。絶好枠であることとハイレベルのモーターパワーが備われば、かなりの確率でVに近い存在と言えます。

進入のポイントは、6号艇になった松井選手の動向です。しかし、ピット離れで出ない限り、誰もコースは譲ってくれないでしょう。全艇スローの123456か、穏やかに123カド456の3対3の枠なり進入、どちらかになると私は読んでいます。

前本選手にとっての勝負のカギは、児島でのスタートを決める難しさです。潮の干満の差が、スタート勘を狂わせるシーンがここまで何度もありました。隣の2コース想定となる菊地選手やカドの4コース想定になる白井選手、さらに至高のターンテクニックで迫る峰選手など、決して楽なレース展開になりません。

そこで、私のフォーカスの軸は、2コースでスタートの主導権を握っていく菊地選手。先手を打てれば、まくりを放つことも可能ですし、冷静な差しで抜け出していくこともできます。

それでは、優勝戦のフォーカスです。本線は、2-1=流の8点。配当面での狙いは、2-5=流の8点。菊地選手の頭狙いを推奨します。もし、本命狙いのファンの方がいたなら、1-2-3と1-2-5の2点勝負をおススメします!!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。