~SG第31回グランドチャンピオン・準優勝戦展望~

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小林アナバナー

菊地孝平

シリーズリーダー争いが最後の最後まで見逃せなかったSG「第31回グランドチャンピオン」。厳しい戦いを勝ち抜き、準優勝戦に進出する18選手が決まりました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、BOAT RACE児島のSG「第31回グランドチャンピオン」準優勝戦展望をお送りします。

まず、準優・第10Rの展望です。メンバーは、①高野哲史、②松井繁、③魚谷智之、④菊地孝平、⑤篠崎仁志、⑥徳増秀樹。昨年の鳴門オーシャンカップの優出で今回の出場権を手にした高野選手が、好気配を見せつけて準優1枠を掴み取りました。

進入は、徳増選手の動き次第で、123456の全艇スローや12346カド5。123カド456の枠なりという可能性もあり、ややコース争いは流動的です。

私が一番の注目レースとして挙げたいのが、勝負強さと機力面(36号機)の良さがマッチしている菊地選手。経験値未知数の高野選手と事故点の高さが気になる松井選手を内枠に置いて、一気に得意の先制力でセンターから飛び出すと私は読んでいます。

それでは、準優・10Rのフォーカスです。菊地選手の頭から、4-2-流、4-3-流、4-5-流の12点とやや広めの狙い目で勝負します。

次に、準優・11Rのメンバーは、①峰竜太、②前本泰和、③原田幸哉、④池田浩二、⑤毒島誠、⑥山口剛。予選ラストで4着に敗れ、予選得点首位の座を明け渡したものの、ドリーム戦の勝利から安定感が光った峰選手に、かなりの人気が集まりそうです。

このレースの進入は、123カド456と枠なり濃厚です。そして、前本選手のハイパワーが気になるものの、峰選手があっさりとケリをつけるレース運びを披露します。また、相手候補の1番手は前本選手。さらに、外枠から展開を突いてくる毒島選手と山口選手の浮上は配当面を加味しても妙味があります。

そこで、準優・11Rのフォーカスは、1-2=5、1-2=6、1-5=6の6点が本線。押さえで、テクニック面を考慮しての池田選手の3着。1-2-4、1-5-4、1-6-4の3点です。

最後に、準優・12Rのメンバーは、①白井英治、②磯部誠、③桐生順平、④上野真之介、⑤長田頼宗、⑥湯川浩司。予選でオール3連対の成績を残した白井選手が、準優最後のレースの絶好枠を手中にしました。

進入は、大外枠の湯川選手の動きに尽きます。123カド456の他に、1236カド45や12346カド5などと、コース争いは様々な可能性があります。そして、湯川選手はこれまで何度も準優の6号艇で優勝戦進出を果たしたことがあることが、私は気になります。配当面でも期待も決めての狙い目を私は挙げたいと思います。

それでは、準優・12Rのフォーカスです。本線は、1-6=流の8点。穴は、湯川選手の頭から、6-流-流の20点を100円ずつでも押さえることをおススメします。

なお、次回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第31回グランドチャンピオン」優勝戦展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。