穴も本命もと欲張ると結果は悲惨

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6艇しか走らないボートレースは、1号艇にしっかりした選手を入れると本命配当が多くなります。1コースの逃げに確信の持てるレースなら点数を絞った舟券の買い方もできますが、資金は増えません。ついつい1コースが負けるケースを考えて、逆転候補の舟券も買います。1コースが逃げて中穴になるのは外枠絡みなので、1と4を1着にして、3着に5と6を受けて、2着は流して買うことが多くなります。フォーメーションで買えるので便利です。このやり方だと点数は16点です。本命にも穴にも対応した買い方です。1コースが逃げても良いし、カドまくりが決まっても対応できるようになっています。ところが実際にレースをしてみると、1号艇が逃げたレースは、2、3着に4号艇で決着がついて損害ばかりが大きくなります。5コースが3着になったところで元返ししてならない場合もあります。期待した高配当が出ずに舟券資金が減るばかりです。両面作戦は目的をあやふやにするだけで成功しません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。