~実況アナの穴目八目~

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渡邉優美

日程が順当なら、明日(29日)が準優勝戦だったSG「第48回ボートレースオールスター」。しかし、強風による荒天で予選初日(25日)が中止順延となり、予選がまだ1日残っている状況です。

そこで、今回の「実況アナの穴目八目」は、明日に最終日のレースが行われるBOATRACE鳴門「ヴィーシリーズ第5戦 松茂町ほか2町競艇事業組合開設53周年記念競走」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦メンバーは、①寺田千恵西村美智子渡邉優美山川美由紀金田幸子山下友貴。準優ラストの12レースで山川選手が2着だったので、寺田選手に優勝戦の1号艇が回ってきました。

寺田選手が優勝戦の絶好枠なら、軸不動と言いたいところなのですが…。しかし、決してインが強くない鳴門水面で、逃げを簡単に決められると断言は出来ません。加えて、123/456の3対3の枠なり進入想定だと、山川選手がカドの4コースになるので、インの寺田選手はかなりのスタートを踏み込むことが最低条件になってきます。

さらに、インとカドが競り合うと差しを決めてくる選手にもチャンスが出てきますし、混戦模様のファイナル決戦になってきそうです。

そこで、私が一番気になる選手は3号艇の渡邉選手。3コース想定だと、思い切ってスタートを決めてくる山川選手を受け止める形になるので、やや不利になるという空気が漂うのですが、今日の準優で2コースからの差しで山川選手を破った勢いは、舟券作戦上は「買い」です。展開をとらえる力は、優勝戦バーの中でも上位に位置していますし、配当面でも人気の盲点になりそうなので、穴党ファンの期待に応える予感がします。

ちなみに、今シリーズの渡邉選手は毎日前髪をチョキチョキ切って、ゲン担ぎをしています。ここまではいい流れになっているようで、明日も前髪を切って優勝を引き寄せると意気込みは満々です。

したがって、フォーカスは本線が1-3=流の8点。そして穴は渡邉選手から総流しの20点(3-流-流)を100円ずつでも押さえることをお奨めします。

なお、次回の「実況アナの穴目八目」はボートレースオールスターの準優勝戦の展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。