風速5m以上は波乱のサイン

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

ボートレースは1マークを誰が先取りできるかの勝負です。モーターが出ているか、スタートで先手を取れるかで大まかな勝負が決まります。モーターが互角で、スタートが揃うようなレースでは1コースが有利になります。それが崩れるとレースがもつれます。高配当を狙うなら1コースが負けるレースです。

スタートが不揃いになるのは、風の影響が大きいようです。前検日にまず130m、150m、200mからスタート練習をやって、そこからスタート勘を修正して行きます。モーターの仕上がり状態、風向、風速など、いろいろな条件があるので、同じようにスタートを決めること難しいと言われています。風速が5mを超えると、スタートだけでなくターンにも影響してきます。2つの不確定要素が出てくるので、選手の読みが外れることが多くなります。その結果、予期せぬ展開が起きて、高配当が飛び出します。特に斜め方向からの風が強いときに、それまでのスタート勘の修正の度合いがわからなくなるそうです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。