1コース日本一は大村ボートが奪還

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

前期(2020年11月~2021年4月)までの全国1コース1着率は56.8%とわずかですが、1着率がアップしています。全国1位は大村の66.1%で、前々期の徳山を抜いて1位に返り咲きました。ただ、1コース1着率が70%を超えた頃と比較すると、大村の1コースは弱くなっています。そのかわり1コース1着率は60%を超えているのが6場から8場に増えました。シード番組などの影響もあって、全国的に1コースが強くなっています。

6コースの1着率は1.6%と、ほぼ絶望的な数字です。5コースの1着も5.4%と低く、外枠の出番は減っています。1マークを沖合に3メートル移動したびわこボートは、50.8%から56.0%と1コースが強くなっています。番組だけでなく、水面状況でもコース別成績が変わる例です。

関東場はダッシュ向き

1コース1着率が50%を切っているのは、平和島44.3%、戸田46.8%、鳴門49.6%の3場しかありません。戸田は4コース1着率が15.9%、平和島は5コース1着率が9.1%、江戸川は6コース1着率が3.5%で1位と関東場がダッシュに回ったときに高い率をマークしています。レース場によって舟券の買い方を変えなくてはならないということです。

●全国コース別成績

コース 勝率 1着率 2着率 3着率

1コース 8.09 56.8% 17.5% 8.3%

2コース 5.76 14.5% 26.4% 18.3%

3コース 5.40 12.0% 21.4% 20.8%

4コース 5.04 10.2% 17.4% 21.3%

5コース 4.20 5.4% 11.7% 18.5%

6コース 3.15 1.6% 6.0% 13.3%

●1コース1着率(集計・2020年11月~2021年4月)

順位 レース場 1着率

1 大村 66.1%

2 芦屋 64.6%

3 徳山 63.1%

4 津 61.9%

5 下関 61.0%

6 住之江 60.9%

6 尼崎 60.9%

8 若松 60.7%

9 宮島 59.0%

10 児島 57.0%

11 からつ 56.6%

12 常滑 56.5%

13 びわこ 56.0%

14 多摩川 55.5%

15 桐生 55.4%

15 福岡 55.4%

17 三国 54.8%

18 丸亀 54.5%

19 浜名湖 54.2%

20 蒲郡 54.1%

21 江戸川 50.1%

22 鳴門 49.6%

23 戸田 46.8%

24 平和島 44.3%

●参考データ

2コース1着率1位 江戸川 18.6%

3コース1着率1位 福岡 15.2%

4コース1着率1位 戸田 15.9%

5コース1着率1位 平和島 9.1%

6コース1着率1位 江戸川 3.5%

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。