~実況アナの穴目八目~

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松尾拓

今年は、2月6日のBOTARACE津で開催された「東海地区選手権」を皮切りに、全国のボートレース界の「地区選ラッシュ」の幕開けとなりました。そして、いよいよ明日(11日)行われる東海地区選の優勝戦のメンバーが出揃いました。

さて、今年もやります!!私・小林アナの地区選手権の優勝戦展望をお送りします。

まずは、BOATRACE津のGI「第66回東海地区選手権」の優勝戦展望です。優勝戦のメンバーは、①松尾拓新田雄史河合佑樹谷野錬志菊地孝平山崎哲司。進入は、菊地選手の動きが若干気になるものの、枠なりの3対3になることが濃厚だと見ています。

ラストの準優勝戦で、断トツのシリーズリーダーだった池田浩二選手がまさかのFに散り、好モーター・19号機を操る松尾拓選手に優勝戦の1号艇が転がり込んできました。今回の地区選は、初のダブルドリーム戦のメンバーに選出され、松尾拓選手自身の注目度が高まっていた中、GI初制覇のチャンスが巡ってくることになりました。つまり、相当なツキを味方に、逃げ切ることが出来るか!?がレースのポイントになりそうです。

相手は、地元のGI制覇がまだない新田選手。意気込みは相当なものがあります。機力も上々で、逆転の可能性を秘めています。したがって、V争いは地元2選手の一騎打ちという様相になると、私は読んでいます。そして、3着争いはスタートの切れが抜群な河合選手の仕掛けに乗る谷野選手か菊地選手の浮上が軸になります。また、新田選手の差しのタイミングが合わないで、谷野選手や菊地選手が2着争いまで加わってくる展開も捨て切れません。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。