スタート展示は全速、本番は減速

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スタート展示は、スタート事故を防ぐために本番レースと同じように形式が行うリハーサルです。その時のスリット写真は本番控え室に貼り出され、選手をそれを見ながら本番レースで、どういったタイミングでスタートをすれば良いかイメージします。

選手のやり方は大きく分けて2通りあります。タッチスタートを目標に全速でスタートをする方法です。このときのタイミングを基準にして安全なスタートを切れるよう引き算をします。スタート展示は全速で本番は減速気味です。もう一つの方法は、「1艇身残し」と本番レースを想定して、そのタイミングを目標にスタートをするやり方です。うまくタイミングが合えば、本番レースは同じやり方で、1艇身残しのスタートを決めます。多いのはタッチスタートを目標に全速でスタートラインを通過するやり方です。タッチはフライングの危険性があるので、本番レースが同じようなことはできません。減速するのですが、選手によって減速の個人差であります。スタート展示と本番レースのスリット隊形が違ったものになるのは、減速の度合いが選手によって違うからです。スタート展示のスリット隊形だけで舟券作戦を立てるのはリスクが伴います。