減量にもテクニックがある

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今年の11月1日以降を初日とする開催から男子の最低体重が51キロから52キロに引き上げられています。男女の混合戦では5キロ差のアドバンテージで女子選手が直線で男子を競り落とすシーンも見られます。改めてボートレースは「軽量有利」ということを再認識させられます。

 

選手の体重は、宿舎からレース場入りした毎朝一番に計測します。ポケットの中のものはすべて出して服を着たまま、靴も脱いで測定します。最低体重制が始まった当初は、重い靴や重いネックレス、濡れた下着を重ね着する選手もいたそうですが、すぐにダメになりました。

 

検査員が担当するので、体重はごまかせません。服は1キロとして計算して、2キロをオーバーした選手が直前測定の対象になります。早朝の軽量で52キロ+2キロ未満だったら、レース直前にもう一度体重測定をして500グラム単位で重りをつけます。

 

ただ、直前測定をパスする方法を考えている選手もいるそうです。服を着て54キロを超えていれば直前測定は必要ありません。

宿舎を出る前に1リットルのペットボトルを2本飲み、さらに朝食をしてからトイレに絶対に行かないようにするそうです。ペットボトル2本で2キロ、腸内の堆積物で200グラム近くです。これで早朝測定をクリアです。トイレに行き、水分は汗になって出せば2.2キロ軽くなります。重りをつけずに実質52キロ以下で走ることができるわけです。 賢い選手もいるものです。