~実況アナの穴目八目~

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

平本真之

SG「第35回グランプリ/グランプリシリーズ」は、いずれも優勝戦のメンバーが出揃いました。グランプリは最終予選、シリーズ戦は準優勝戦がそれぞれ行われましたが、何れも配当面では本命サイドに近い決着となり、コースの利がいかに重要であるかということを痛感する1日となりました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」は、SG「第35回グランプリ/グランプリシリーズ」の優勝戦展望をお送りします。

まず、グランプリシリーズの優勝戦展望です。メンバーは、①池田浩二深川真二坂口周前本泰和秦英悟石渡鉄兵。序盤からシリーズ戦の先頭に立っていた池田選手が、そのまま優勝戦の1号艇を手にすることになりました。

今回の池田選手のコメントは、「手ごたえがいい」と口にしています。ハッキリとした高評価を口にした時の池田選手は無敵と言っていいでしょう。ここは、池田選手の単不動にせざるを得ないと、私は見ています。

ただ、相手候補はコースを問わずに横一線の評価です。そうなると、配当面で妙味がある外枠の選手をピックアップするしかありません。したがって、グランプリシリーズの優勝戦のフォーカスは、1-5=流と1-6=流で中穴狙いの勝負です。

続いて、グランプリの優勝戦展望です。メンバーは、①峰竜太西山貴浩寺田祥新田雄史平本真之松井繁。トライアル2ndの3回戦は6着だったものの、2年ぶりのGP制覇を目指す峰選手が、優勝戦の絶好枠ということになりました。

当然、峰選手に人気が集まると思いますが…。ただ、不安な要素が3つあります。1つは、トライアル2ndラストの6着で、峰選手自身のレースリズムに影響はないと言えないこと。2つ目は、過去3回の平和島SGグランプリの優勝戦は波乱の決着であること。さらに3つ目は6号艇に松井選手がいることで、コース争いが枠なりですんなりと収まらないこと。本来の峰選手で臨んでくるなら、余計な心配なのかもしれませんが…。しかし、私は4回目の平和島SGグランプリは波乱の結末になると読んでいます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。