~実況アナの穴目八目~

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桑原悠

BOATRACEびわこで今日行われた「第64回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」優勝戦は、大上卓人選手がカドから一気にまくり切り、GⅡタイトル初制覇となりました。結果はカドの4コースがまくって、隣の5コース(秦英悟選手)が追走の2着。私は優勝戦をJLCで見ていましたが、ボートレースの醍醐味を久々に味わうことが出来ました。最近、GⅡ以上の優勝戦はイン逃げ決着が大多数なので、個人的にはカドまくりのレースがもう少し増えて欲しいといいな~と改めて感じてしまいました。

さて、明日からBOATRACE大村で伝統のSG「第67回ボートレースダービー」が開催されます。私はボートレースダービー(当時の名称は全日本選手権)の実況したのが、今から15年前の第52回大会でした。その時優勝したのは太田和美選手でしたが、今でも活躍している姿も見ると、頭が下がる思いをするばかりです。

戦いの舞台は、インの優位さを全国にアピールしているBOATRACE大村。また、ナイター開催でもダービーは、BOATRACE蒲郡での第65回大会以来、2年ぶりとなります。大村での開催ですので、当然1号艇から人気のオッズが並ぶケースが目立つと予想されます。

しかし、大村だから何となくインを狙って、思わぬ落とし穴にはまるケースも多々あります。代表的なものとして、2つ挙げておきます。1つは、インから外枠の人気薄がきて、場合によっては3連単が万舟券という結果になること。また、機力不安なインがまくられたり差されたりして、2着や3着になったり、最悪は舟券にも絡まずに終わること。最近では、モーターの素性に関しては、様々な情報を手にすることが出来るので、しっかりと予習することが舟券に勝つ近道といえます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。