~実況アナの穴目八目~

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吉田裕平

ウエスタンヤングは、大山千広選手の圧勝劇でした。インからコンマ11と適格なスタートを決め、一気にケリをつけるあたりは、トップレベルのレースを多く戦う中で着実に成長を遂げた証とみました

それでは、今回の」「実況アナの穴目八目」のコラムで、GⅢ「第7回イースタンヤング」優勝戦展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①木下翔太吉田裕平永井彪也関浩哉磯部誠丸野一樹。イースタンヤング連覇がかかる木下選手が、優勝戦の絶好枠を手にすることになりました。

将来のボートレース界を引っ張っていく選手が一堂に集まり、「ヤングダービーの優勝戦なのか?」と思わせるくらいの豪華な顔ぶれとなったイースタンヤングの6強対決ですが、ツキをも味方にした木下選手に流れが向いていることは言うまでもありません。

ただ、木下選手がF持ちという点は若干引っ掛かります。準優勝戦でも、インからコンマ05と際どいスタートを切ったということは、優勝戦で慎重になって可能性は十分あります。

では、誰が攻めてくるのか?まずは、隣の2号艇・吉田選手。予選前半で3連勝するなど、機力面のバランスは優勝戦のメンバーの中でもヒケをとりません。さらに、メンタル面での成長も伺えますし、優勝するチャンスは木下選手と五分と読んでいます。木下選手がスタートで躊躇したら、吉田選手がゼロ台の踏み込みから捲りでもさ差しでも自在に判断し、一気に抜け出していく姿を見せるというのが、私の本線の予想です。

それでは、イースタンヤング優勝戦のフォーカスです。2-1-流を軸に、吉田選手からの総流しの20点、この狙い目で勝負します。木下選手の2着流しを厚めにして、他は均等に押さえ程度にすることをお薦めします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。