~実況アナの穴目八目~

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前本泰和

準優勝戦はコース取りで波乱があって、3連単・37,890円の高配当も飛び出したレースもあったプレミアムGI「第21回マスターズチャンピオン」は、優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」のコラムは、プレミアムGI第21回マスターズチャンピオン優勝戦展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①村田修次前本泰和金子龍介西島義則上平真二松井繁。予選トップ通過の村田選手が準優でしっかりとイン逃げを決め、12年7ヶ月ぶり2度目のGI制覇に王手をかけました。

ただ、西島選手の動向は要注意ですし、村田選手のマイペースのイン取りはかなり難しくなりそうです。西島選手のコース取りに、内枠の2選手が抵抗することは間違いないですし、進入予想は124/356あるいは142/356になることが濃厚です。

現場でスタート展示&周回展示放送のMCをしている私の機力評価は、村田選手と前本選手はトップ級のパワー。差がない3番手争いに金子選手と上平選手。そして西島選手、松井選手と続きます。

こうなると、1周1マークは「村田選手の逃げ」vs「前本選手の差し」の構図が見えてきます。決め手の確率は五分五分です。そして、2着・3着の候補の1番手に活発な仕掛けが目立つ上平選手を私は軸にします。

したがって、本線のフォーカスは1-5=流と2-5=流で推していきます。加えて、穴ならカド想定の金子選手と上平選手の連動で、3=5-流を押さえます。

今回も無観客開催ですので、舟券購入は電話・インターネット・スマートフォン投票のみになりますが、巧みな技の応酬となるマスターズチャンピオンのレースを是非楽しんで下さい!

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。