不良航法と最低体重が変更

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競走会は規則の変更に関する大きな発表をふたつ行った。

◯4月から不良航法の減点が7点から10点に変更

◯11月から男子の最低体重が51kgから52kgに変更

まずは不良航法について。こちらは4月1日以降を初日とする開催より、減点が厳しくなる。目的は人身事故抑止策とのことで、2月の松本勝也さんの殉職も絡んでのことだと推測される。

ここ最近の不良航法発生件数を調べてみた。

●19年前期(18年5月1日~10月31日)

1022件

●19年後期(18年11月1日~19年3月26日)

1088件

●20年前期(19年5月1日~10月31日)

1048件

●20年後期(19年11月1日~20年3月26日)

873件

だいたい毎期1000件程度発生するよう。これまでは予選で不良航法をしても準優勝戦に乗れることはしばしばあったが、これからはかなり厳しくなりそう。

マイナス7点であれば、1着でゴールすれば3点はもらえたが、マイナス10点だと0点。選手責任外の失格と同程度となり、4着以下であれば選手責任の失格よりペナルティが重くなる。

これにより、無理な位置からの突進や絞りまくりが減るのではないだろうか。ラフプレーは見ていて気持ちいいものではないが、絞りまくりは"競艇の華"ともいえる技。それが減るのはなんともさみしい。

絞りまくりをした方を減点するのではなく、内で粘りすぎた方にペナルティを与えるという考え方もあるのではないか?なぜならまくるのをやめさせるよりも、まくられる艇がちゃんと自身の状況を見極めて引いた方が、事故に繋がらず、はるかに安全だからだ。そこは選手の意識を徹底させるしかないのだが。

なお、待機行動違反はマイナス7点のまま。期別の事故率に係わる事故点は不良航法も待機行動違反も2点のまま変わらない。

続いて体重に関して。こちらは11月1日以降を初日とする開催から、男子選手の最低体重が51キロから52キロに引き上げられる。目的は男子選手の健康維持と身体能力発揮による事故防止だという。なお、女子は47キロで据え置きとなる。

選手の最低体重は1988年に規定が設けられ、当初は男子50キロ・女子45キロだった。それから03年に女子が47キロとなり、15年に男子が51キロとなった。男女差は最初5キロで、次は3キロ、そして4キロ、11月からは再び5キロになる。

平山智加が尼崎周年で優勝したのは今から7年前のことだが、昨年は守屋美穂が芦屋の男女混合GⅡで優勝した。今でも女子力(体重差)を武器に、混合戦で活躍する女子戦が増えているが、5キロ差になる11月以降はさらに女子の躍進が見られるかもしれない。