~実況アナの穴目八目~

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

2017年SG開幕戦となったBOATRACE児島「第52回ボートレースクラシック」は、いよいよ優勝戦に駒を進めた6選手が出揃いました。

そこで、今回はボートレースクラシック優勝戦の展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①桐生順平菊地孝平石野貴之瓜生正義井口佳典茅原悠紀。一瞬、「今年のグランプリ優勝戦メンバーかな?」と思わせるような対戦となりました。

初おろしからそれほど時間が経ってないモノの、2連対率・84.2%の47号機を操った桐生選手が、2度目のクラシック制覇にリーチをかけたことになりました。

ただ、準優でインからコンマ04のスタートだったことが、桐生選手にとっては唯一の不安要素と私は見ています。

予選初日もインからコンマ05と、桐生選手はかなりのプレッシャーと戦いながら、1コースのレースに臨んでいます。さらに、今回は右隣りに菊地選手がいるため、バチッとゼロ台のスタートを決めることが優勝の絶対条件になってきます。

つまり、桐生選手はスタートを決めれば逃げられるけど、少しでも躊躇をすれば大敗する危険性をはらんでいます。

次に、連軸(2・3着)は大外枠の茅原選手を固定させます。予選ラストと準優勝戦でみせた驚異的なレースセンスは、半端ではないこれまで培われた精神力の賜物です。前日のインタビューでも大外宣言をしていますので、茅原選手自身のハンドルワークが最大限に生かせるポジションについたと言えます。

そこで、私・小林アナのボートレースクラシック優勝戦の狙い目です。

頭は桐生選手か菊地選手に絞りました。1-6=流 と2-6=流です。意外と、「茅原選手は穴人気になるのではないか?」と、私は心配しているのですが…。しかし、4号艇に瓜生選手、5号艇に井口選手なので、茅原選手は6番人気になると思います。配当面でも、期待できるオッズになると読んでいます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。