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事故率オーバーによるB2級落ちが濃厚だった毒島誠が、びわこで開催されるGⅡ全国ボートレース甲子園を欠場すると発表された。欠場理由は私傷病。これにより、予備に控えていた坪井康晴が繰り上がり出場となり、毒島が乗艇予定だったドリーム戦には、関東地区の予備だった佐藤翼が6号艇で補充された。
毒島はF2によって現在50点の事故点を抱えている。1期間(今回でいうと25年5月~10月)で事故率が0.70以上になると、どんなに勝率を稼いでいても強制的にB2級に降格することは既報の通り。
事故点が50点あって、事故率を0.70未満にするためには、出走回数が最低でも72回必要。10月末までに90日の休みが入る毒島は、実働3か月。その間に72回走ることは不可能となり、事故率オーバーのB2級落ちがほぼ確定したのだ。
実は話はそれだけでは終わらない。「魔の8項」に抵触する可能性があったのだ。この「魔の8項」、正式には「選手出場あっせん保留基準第8号」といい、級別審査期間(前述の1期間)において、勝率3.00未満の場合と事故率1.00以上の場合、成績確定直近の6か月間のあっせんが保留される。
端的に言うと、勝率が低すぎたり、事故率が高すぎると、半年間レースに出場できなくなってしまうのだ。
ただし、これには適用除外条件がある。そのひとつが出走回数が50回未満であること。そして勝率に関しては、登録6期目(3年)までの新人選手は除外される。
直前の戸田グランドチャンピオンで、「走れることの喜びをしっかり感じながら一節間がんばります」とオープニングセレモニーでコメントした毒島。スタートはかなり控え目ながらドリーム戦では3着入線、5日目には差しで白星を挙げるなど、無事故で一節間を戦い抜いた。
グラチャン終了時点での毒島の出走回数は40回。甲子園を欠場したことで、残る出場予定は徳山のオーシャンカップのみ。これで49走以下で出走回数が止められることが濃厚となり、8項抵触は回避できる。
もし50走を超えると、8項抵触を回避するために、事故点はこれ以上付けられない。それは待機行動違反のような軽微なものでも命取りになるため、レースに出走するだけでもかなりのリスクを背負うことになるところだった。
スタートがいけない状況に変わりはないが、8項を気にしなくて良くなったことで、オーシャンカップでは本来に近いパフォーマンスを発揮できるかもしれない。
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