毒島誠
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B2級降格が確定的!昨年MVP毒島誠が来年上半期の記念戦線から消える

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「究極の一般戦」と謳った平和島に激震が走った。開催2日目となる6月18日、3Rで優勝候補の一角だった毒島誠が痛恨のフライングに散った。しかもこれが今期2本目のFとなり、未消化の1本目と合わせて合計90日、休まなくてはならない。

現時点の出場が7月22日が初日の徳山オーシャンカップまでで、10月25日までが辞退期間となる。これによってすでに欠場が決まっていた若松メモリアルだけでなく、津のダービーもアウトとなった。

獲得賞金は現時点で5125万円(5位)。これから出場する戸田グランドチャンピオン、びわこ甲子園、徳山オーシャンカップの上積みによって、福岡チャレンジカップは出場できそう。

気になるのは事故点と出走回数の問題。既報の通り、今回の級別審査から各級別の最低出走回数が変更になり、さらにF2の事故点も増加された。

まず出走回数についてシミュレーションしてみよう。6月18日時点の出走回数は29回。今節終了でおそらく33回程度。これに節間最大10走程度しかできないSGとGⅡが3節なので、F休み前に走れる限界は63回となる。

休み明けから期末まで6日しかなく、この期間に一般戦、もしくは10月28日からの下関モーターボート大賞に出場し、何回出走回数が確保できるか。B1級の最低出走回数が65回になるのだが、これがギリギリクリアできるかどうか。

さらに今回、F2の事故点が20点から30点に増加された。優勝戦での50点が衝撃的過ぎてあまり話題になっていないが、通常のレースで10点アップも実に重い。

毒島は1本目のF(20点)と合わせて事故点の合計が50点となった。仮に70走しても事故率は0.71となる。現時点では70回走れる見込みはほぼないため、事故率オーバーによる強制B2級降格が濃厚な状況になった。

つまり来年1月から6月にかけて毒島はB2級になってしまう。目先のSGだけではなく、来年のオールスターやグラチャンの権利も失い(クラシックは可能。優勝すればB2級でもオールスターの出場権を手にできる)、記念レースからも姿を消すことになった。

このF2のペナルティはあまりにも重い。そう感じるのは記者だけではないはずだ。