川野芽唯
川野芽唯

“地元×実績×爆発力”が激突!若松オールレディースダブルドリーム戦をレーダーチャートで占う/ボートレース若松

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ボートレース若松のGⅢ「オールレディース ひめちゃん杯」、シリーズの中核を担うドリーム戦に出場する選手たち。今回はダブルドリームで行われ、12人の選手たちが初日と2日目の12Rで激突する。初日は川野芽唯、2日目は小野生奈と、地元のエース格がそれぞれの1号艇にどっかりと座る。

そこでここでは、ドリーム戦に出場する選手たちのキャラクターや近況を分析する。レーダーチャートと合わせてご覧いただきたい。

【6月19日(木)12R ドリーム戦 1st】

1号艇 川野芽唯

抜群の調整力と旋回力が最大の持ち味。キャリアを重ねるごとにその持ち味に磨きがかかっている。10年前にクイーンズクライマックスで優勝した歴代覇者の一人だが、若干の浮き沈みを経て、近年は2年連続でベスト12入りを果たしている。若松は地元3場の中でも出走機会はあまり多くないものの、実績そのものは悪くない。

2号艇 寺田千恵

女子レーサー初のSG優出選手で、歴史に燦然と輝くパイオニア。レディースチャンピオンV2、クイーンズクライマックス12年連続出場など、圧倒的な実績を誇る。なんといっても安定感の高さが魅力で、勝率の上下動の幅が非常に小さい。舟券貢献度が常に高く、3連対率は常時70%前後ある。若松での優勝経験も豊富で、女子戦だけでなく混合戦での優勝もある。

3号艇 前田紗希

最大の武器は強烈なスタート力。平均タイミングは0.15前後と目立たないが、発順率が2.74位と質のいいスタートを繰り出している。好スタートを連発することによっていいリズムが生まれ、25年前期にA1級初昇格した。5月のレディースオールスター(常滑)では予選3位通過するなど、近況の好調ぶりを証明する結果となった。

4号艇 山川美由紀

レディースチャンピオンV3、四国地区選手権優勝を含む通算2769勝をマークしている大ベテラン。女子レーサーのトップをけん引し続けているが、近況のリズムが悪い。7月からは実に38年ぶりとなるB1級に降格する。もちろんこのまま終わるはずはなく、期替わり一発目のびわこで優出するなど、虎視眈々と浮上の機会を狙っている。

5号艇 中川りな

調整力に長けており、特に伸びをつけるレーススタイルで、コース不問の戦いを武器にしている。基本的に展示タイムは良くて当たり前。仕上がった時には、1周タイムや直線タイムにも反映されるので、しっかりチェックしたい。若松は地元3場の中でも出走機会が少ない方だが、伸びが仕上がれば結果が出せる水面なので要注意だ。

6号艇 深川麻奈美

平均スタート0.15、発順率2.90位と女子の中では上位のスタート力が最大の武器。決まり手ではまくり差しを得意としており、センターからでも一撃の期待感は高い。若松は初優勝の思い出があり、近況では昨年のオールレディースで優出(4着)、今年3月の混合戦では、7戦3勝2着2回の活躍。水面相性は上々で、地の利を生かして戦う。

【6月20日(金)12R ドリーム戦 2nd】

1号艇 小野生奈

レディースチャンピオン・レディースオールスターで優勝。クイーンズクライマックスも常連だったが、23年に産休から復帰してからの出場はまだない。とはいえ地力はトップクラスで、若松との相性も最高レベル。今年5月には混合戦で優出したばかり。今回は地元の主役として結果を残したい。

2号艇 細川裕子

旋回力は女子レーサートップクラス。GIもGⅡも7回ずつ優出があるが、タイトルだけがまだない。ここ一番の勝負強さが身につけば、何個も獲れる素養は十分。近況は地元常滑でのレディースオールスターで、優出を果たすなど、リズムは悪くない。若松との相性も良く、常に舟券に貢献する。今回もよほどの低調機を引かない限り、優出は堅いだろう。

3号艇 中谷朋子

期によって浮き沈みはあるものの、好調時は勝率7点を突破する実力の持ち主。6号艇時は前付け必至で、深い起こしを辞さない動きで、進入から緊張感を与える。イン以外では3コースの1着率が20%と高め。2コースは2・3着率が高めで舟券貢献度が優秀だ。若松は昨年のオールレディースで優勝をはじめ、いつも好成績を収めている。

4号艇 堀之内紀代子

かつてはさばきの名手だったが、近年は伸びのインパクトが強い。若松はチルトが3度まで使えるようになったので、その期待感は高いが、伸びに手応えがなければ「使わない」という選択もあるので、直前の動きで見極めたい。いくつかある伸びるモーターを手にした時は、一気に優勝まで突き抜ける可能性も十分。

5号艇 喜井つかさ

どのコースでもオールマイティにこなす旋回力が魅力。ただ1着の突き抜けは少なく、2・3着で稼ぐのが持ち味。近況は低調気味で、現在の級別はA1級だが、7月からA2級に降格する。若松は前回フライングを切っており、相性も微妙。今回は悪い流れを断ち切るためにもインパクトある活躍で上位戦線に顔を出したい。

6号艇 藤原菜希

スタート事故さえなければ、実力はトップクラス。昨年はクイーンズクライマックス初出場を果たし、悲願だった枠番抽選も体験した。前期はF2になったのとGIの配分も増えて成績を落としたが、休み明け後は早速江戸川で優出し、健在ぶりをアピール。伸びるモーターを手にすれば、破壊力あるレースで見せ場をたくさん作りそうだ。