松井繁

住之江

データが示す本命は松井繁!瓜生正義VS白井英治の再戦も熱い~高松宮記念ダブルドリーム、レーティング分析~

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9月8日にボートレース住之江で開幕する「GI第53回高松宮記念特別競走」。当地で開催される年末のグランプリへ向けて前哨戦ともいえる本大会には、今年の獲得賞金上位選手も多く出場する。なかでも主力が激突するドリーム戦は、注目度の高い一戦。今回のドリーム戦は初日と2日目の12Rでダブルドリームとして行われる。

そのふたつのレースをマクールの【攻略データラボ】が開発した『マクールレーティング』によって分析していこう。このレーティングは選手の実力、コース特性、モーター性能といった要素を統合した総合評価指標で、「誰が勝ちやすいか」を一目で把握できるもの。スコアが高い選手ほど勝つ確率が高いということ。ドリーム戦の舟券作戦の参考にしていただきたい。

まずは初日の高松宮特選、レーティングの根幹を担う選手の実力値から。これは勝率に近い数値ではあるものの、違いはどんなメンバーを相手にしてきたかということ。例えば一般戦の1Rでも主力が揃うドリーム戦でも、勝率では同じ点数が付与されるが、このレーティングでは強い相手では高く、弱い相手では低く点数が付くようになっている。

それを踏まえて見ていくと、峰竜太が最も高い939ptを獲得し、馬場貴也が908ptで続いている。近況苦しんでいる石野貴之は766ptと低い点数が付いた。

これにコース特性が加算されると様相ががらりと変わる。この配点の高さが現代ボートにおけるコースの重要度ということになる。ここで峰や馬場を大きく上回ったのが王者・松井繁。住之江におけるインとはこれほどまでに信頼度を高めるのだ。

そして最後にモーターデータが加わり完成する。その結果、初日12Rで最も勝つ確率が高いのは1,283ptで2位以下を大きく引き離した①松井。続いて僅差の②馬場と④峰、そして1,000ptを超えた③平本。舟券的には1-2=4を軸に、1-24-3までが狙いとなる。

同様の流れで2日目の「ジャンピー特選」も占っていこう。こちらの選手実力値では、メモリアルでワンツーとなった白井英治瓜生正義の評価が高い。優勝こそ白井に譲ったが、シリーズをけん引し、過去1年の充実度が高かった瓜生の方がポイントは上回った。このドリーム戦では両者の再戦も見どころとなりそうだ。

続いてコース特性値が入り、上條暢嵩の数値が大幅に上昇し、1着確率がグンと上がった。ただ、松井の時ほど白井と瓜生との差が大くない。

これにモーター性能が加わると、上條と瓜生の差がさらに縮まった。というのは、瓜生が引いた86号機は6月に落合直子が優勝し、2連対率4位の好素性機。対する上條の70号機は今節出場モーターの中で2連対率ワーストの25.7%だからだ。

これらを総合したオススメは、1=3-2。もう少し広く1・2・3のボックスまで狙ってみるのもアリではないだろうか。