<児島攻略コラム⑥>【独占インタビュー】茅原悠紀と守屋美穂が明かす「児島水面」のリアル

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4418 茅原悠紀

25年後期適用勝率で1位

茅原:トップは初めてっす。ぶっちゃけ取れるとは思っていなかったですし、気にしていなかったです。結果が数値化されるだけのことなので。でも周りの選手に「勝率9点!9点!」ってあおられて、意識させられてしまいました(笑)。
でも本当に勝率トップにこだわりはなく、強い選手とSGなどの最高峰の舞台で戦うことに魅力、やりがいを感じています。その中で1位になったことはうれしく思います。

児島水面の特徴

茅原:みんな共通して思っていることだとは思いますが、干満の差が大きく、湿度が高め。節によって条件が全く変わったりします。だから調整にはかなり気を使うレース場だと思います。
もちろん干潮ならすごく乗りやすい水面で、思い切ったレースができると思います。

調整のポイント

茅原:僕的には調整で一番気を付けているのは(ターンの)初動の感じです。ベタ水面の時はターンを踏み込み過ぎないようにするとかですね。でも毎節、干満差とかほんとに水面状況が違うので、ペラ調整には気を使います。
展示タイムとかは、出ているに越したことはないですけど、それほど重視しているわけではないです。人より良ければいいかなってくらいで、自分の体感を大事にしています。

ファンに向けて

茅原:最近はボートをすごく楽しんで乗れていると感じます。SGで強い選手を倒すことに生きがいを感じているからですかね?(笑)。これからもファンの方にいいターンをたくさん見せられるように頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。児島もスタンドが新しくなったり、いろんなイベントも開催されたりしますので、ぜひ本場にも足を運んでいただき、レースを楽しんでもらえればと思います。

profile

茅原悠紀(かやはらゆうき)
1987年7月11日生まれの38歳。岡山県出身。2006年11月児島でデビューした99期生。12年徳山新鋭王座決定戦でGI初優勝、14年平和島グランプリでSG初優勝を果たし、GIV12、SGV2の実績がある(25年7月時点)。生涯獲得賞金は12億円を突破した岡山支部を代表する看板レーサーだ。

4482 守屋美穂

25年後期勝率女子ナンバーワン

守屋:(21年前期以来)2回目ですね。特に理由があるわけではないんですけど、目の前の1走1走を頑張って走った結果だと思います。
けど悔しいレースもたくさんありました。まだまだ頑張ってもっと上手くなりたいです。

児島の水面特徴

守屋:干満差があることが一番ですかね。でも潮の流れはなくて…、風光明媚(自然の景色が素晴らしく美しいこと)なところです(笑)。
満潮だったら少し乗りにくさが出たりするので、乗り心地やかかりを求めて調整するように心がけています。逆に干潮だったらすごく乗りやすいので、思い切ったターン、レースができると思います。

調整のポイント、仕上がり時

守屋:最近のペラ調整の感じだと、展示タイムがズバ抜けている時が、いい仕上がりの時だと思います。私は展示タイムが出ていると、一周タイムとか他のタイムもいいことが多いんです。全体的に仕上がっているからだと思います。
だから展示タイムやオリジナルタイムは結構気にしますね。でもいつも画面に表示されているわけではないので気付かないこともありますが(笑)。やっぱり赤色(一番時計)だと気分がいいです。だから色が付いていなかったら「気のせい、気のせい」って言い聞かせるようにしています(笑)。

ファンに向けて

守屋:8月のレディースチャンピオンでGIに復帰しますし、児島推薦でメモリアルにも出場できました。これからも1走1走集中して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
それと児島は今、スタンドをリニューアル中なんですけど、12月に一部がオープンしますので、ぜひ本場にも足を運んでいただきたいです。フードコートや指定席が新しくなるそうですよ。そして生のレース、エンジン音とか迫力あるターンを味わって楽しんでもらえたらと思います。私も頑張ります!

profile

守屋美穂(もりやみほ)
1989年1月20日生まれの36歳。岡山県出身。2007年11月に尼崎でデビューした101期生。18年芦屋レディースチャレンジカップでGⅡ初優勝。25年7月時点でGⅡV4の実績を残す。レディースオールスターは21年から4年連続ファン投票1位を獲得。SGオールスターには8回出場し、ドリーム戦を3回走っている。昨年は大舞台でのFに苦しんだが、今年8月のレディースチャンピオン、ボートレースメモリアルでGI・SGの舞台へ復帰する。