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流れがいいと思います。一番変わったところは、蒲郡で2回目の優勝(クイーンズクライマックスシリーズ)をして、自信がついたことですね。いいエンジンも引けたし、運もあったとは思いますが、乗り方とかも工夫していたので、それがうまく行った感じもあります。あとペラも合っているのかな。
初優勝するまですごく長かったですね(笑)。技術的な変化とかは優勝するまではなかなか実感なかったんですが、結果が出てきたら以前はこんな走りできなかったなとか、少しずつ感じられるようになりました。以前は差しが苦手でまくることが多かったんですが、差しやまくり差しが決まるようになってきました。特に2コースが苦手だったので、宮島での優勝(3月ヴィーナスシリーズ)は特にうれしかったです。
調整面でいうと、ペラはこれっていう形に固執せずに、いろいろと試しています。自分の中ではターンの乗りやすさを一番大事にしているから、やっぱり季節やエンジンによって全然違うし、流行りとかも違うので、いろんなペラに乗れるようにですね。絶対にダメだっていうことがない限り、前操者のペラを尊重しますし、これっていうペラの形はないです。だからバリエーションは増えたと思います。固定観念に捉われないようにしています。
あとは乗り方ですね。さっき乗りやすさが一番大事という話をしましたが、乗り方を試行錯誤してたんです。そんな時、(今は引退された)魚谷智之さんに教えてもらう機会があって「ターンこうしてみたらどう?」って言われたんですよ。それが自分に合っていたみたいで、身に付けようと練習しました。魚谷さんが引退された最後の節もたまたまあっせんが一緒になって、いいご縁というか…。
タイミングは早いですよね?(笑)。でもやり方とかは今までと変わっていないです。タイミングは早くても、特にいいスタートが行けてるわけではないんです。もちろん全速で行けるのが一番いいですけど、遅れたくないし、でも入れたいって感じで。だから全速で行くことってあまりないんですよ。早ければしっかり放るってことは意識しています。
(初優勝した時の)コンマ01もさすがに放りました(笑)。でも本番前に今井美亜さんが「エンジン出てるから放っても大丈夫」って言ってくれて、実際に早くてバンって放ったんですが、先輩のあのひと言ですごく楽になりました。
ほんとに強い人ばかりです。寺田千恵さん、田口節子さん、守屋美穂さん…。強い人がたくさんいます。岡山の先輩方は試運転にしてもレースにしてもペラ調整にしても、ほんとに背中で見せてくれるんです。だからいつももっと頑張らなきゃっていう気持ちにさせられます。下の世代も増えてきていますしね。私はまだまだ背中を見せられるような選手ではないですが、そうなるためにも結果を残したいですね。
3月に優勝した宮島を走る前の勝率はA1級のボーダーギリギリくらい、6.30前後でした。でも宮島に行く前、同期の大山千広といろいろ話してる中で吹っ切れて前向きになれたんです。A2級に上がって、初優勝して…。次はやっぱりA1級になりたいですね。それが近い目標です。
そしてA1級になって上のグレードのレースを走りたいですね。もちろん出ることも目標ですが、出られるならそこで活躍できるようにしたい。レディースチャンピオンもだし、クイーンズクライマックスの12人にも入ってみたいし。特にレディースチャンピオンは今年は出たいですね。今まで出場したことがないですし、そこに出場できないと、年末の12人も見えてこないですから。
それとヤングダービーにも出たいんです。出場できるのは今年が最後なので、1回は出てみたい。今のところ(ボーダー圏内に)入っているので、何とか落とさないようにですね。目標が分かりやすいです(笑)。
あとはタイトル。スピードクイーンメモリアルとか新しいレースもできましたし、何か欲しいです(笑)。
5月の常滑レディースオールスターのファン投票数が15番目だったんですけど、すごいですよね(笑)。昨年は44位だったんですが、どんどん下がってきてずっとその近辺で。もう出場は昨年がラストだと思っていました(笑)。たくさんのファン投票をしてもらって、ほんとに励みになっています。もっともっといっぱい優勝して、期待に応えたいなって思っています。スピードを持って最後まで追いかけまわして諦めない面白いレースが持ち味。そんなレースももっと見せたいです。
勝浦真帆(かつうら・まほ)
1995年12月30日生まれの29歳。2015年5月児島で116期生としてデビュー。翌16年5月に桐生でデビュー初1着。24年10月の蒲郡ヴィーナスでデビュー初優勝を飾った。通算では15優出で優勝3回。同期は大山千広、西岡育未、入海馨、鈴谷一平ら。155㎝、51㎏。血液型=B。
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