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エンジンは使い納めで2連対率が50%くらいあったエース機でした。出てました(笑)。優勝戦1号艇になった時、「なんでこんな緊張せんといけんの」っていうくらい緊張しました。いざ走るとそこまで感じなかったですが。勝てたのはエンジンのおかげですね。
前の年に成績が悪くて、そろそろ落ち目かなって思ったりしてたんです。優勝もできないし、A1級になってから初めてA2級にも落ちてしまって。
原因は、年齢的なものかなとも思ってたんですけど、単純にエンジンを出し切れなかったからですかね。A1級を維持しないといけないことを、勝手にプレッシャーに感じてしまっていたのかもしれません。一度、落ちてしまうと気持ちが切れてしまい、2期続けてA2級になってしまって…。そんな中で、たまたまいいエンジンを引いて優勝できて。だからなおさらエンジンを出さないといけないって感じました。
そうなんですよ。人生の半分がレーサーです。落ち目とかって言っていましたけど、もしかしたらまだピークが来てなかったのかもしれません。A1級に定着していた時でさえ走れなかったのに。
でも選手あるあるかもしれないですけど、10年前の自分よりは今の自分の方が断然強いって思っています。技術面にしてもメンタルにしても。ここ最近はスタートに自信を持って行けていますし、かなりいい感じなんですよ。ひょっとしたらSGでもそこは通用するのかもって思っています。だからスタートは頑張りたいですね。
結構休んでました。以前、右腕を骨折して、手術してプレートを入れていたんですが、転覆した時に同じ部分をまた骨折してしまったんですよ。そしたら右腕に入れたままだったボルトを、骨ごとくり抜くしかないって言われて…。それで腰骨を移植する手術をしたりして、結局、7か月くらい休みました。
復帰に関しては最初はすごく不安がありました。1か月ちょっと入院してましたし、ずっと家にいました。18歳の上の子が大学受験だったんですが、ずっと家にいて何もしていなかったので「勉強しろ」って強くは言えませんでした(笑)。
筋力とかもだいぶ落ちてましたね。復帰する前に練習もできなかったので不安しかなかった。ジムに通わなきゃって思っていましたけど、結局通わずじまい。だから競った時とかは少し不安がありました。ただ、復帰節(1月福岡)で優出できましたし、2月に芦屋で優勝できて、成績が残せました。あまり大きな声では言えないですけど、これならやれるかなって。気持ち的には楽になったというか、自信にはなりました。
調整面も、ずっと休んでたので、正直、プロペラは分かっていませんでした。人にいろいろ話を聞いてはいるんですが…。以前は伸びを求めたりもしていたんですが、もう若くないですし。でも活躍できる時は、伸びるというより行き足が来てる時だと思います。
実は正直言うと、このインタビューの話を受けた時、断ろうと思ってたんです。結局、今SGを走ったって、ケガのせいにして言い訳しかしないんじゃないかと。この状態で通用するわけないとか。でも走るからにはそんなこと言ってられないですし、素直に今の状態でできることを最大限やって走ろうって思うようになりました。
それに弱気なことを言っていたら、舟券を買ってくれるファンにも失礼じゃないですか。実は妻にも「もうSG走らなくてもいいかな」ってボソッとこぼしたことがあったんです。そしたらめちゃめちゃ怒られました。「何言いよるん。一生に1回しか出られんのに」って(苦笑)。すごく鼓舞してくれました。だからSGを走る以上、今の自分ができる最大限のパフォーマンスをしようと思えるようになりました。それにちゃんと優勝賞金(4200万円)も確認しました(笑)。
実は若松は福岡3場の中で、唯一優勝したことがないんですよ。優出はしてるんですけどね。予選トップ通過しても準優でやられたことが何回かありましたし。でも勝負どころで勝ち切れなかっただけで、得意な水面だと思っています。
なのでまずは水神祭をあげたいですね。メンバー的にも知らない人はいないですし福岡支部の選手も多いですから、緊張することはないと思います。唯一、不安があるとすれば、瓜生(正義)さんがいない(※F休み)ことですかね(笑)。
復帰してからそれなりにやれてるし、気持ちもだいぶ上ってきてるから、クラシックまでそれを維持したいですね。せっかくSGを走れる機会を得たんですから。スタートを決めて、1周1マークでしっかり攻めるレースをしたいです。
それと前の自分よりも成長している気がするからこそ、勝率7点以上を取って、ダービーとかも行ってみたい。今はB2級ですが、そのための準備をしたい。今後、選手を長くやるためにもですね。
奈須啓太(なす・けいた)
1983年8月17日生まれの41歳。2005年5月に福岡でデビュー。同年7月に下関で初1着をマーク。07年児島でデビュー初優勝を飾った。GIは12年1月の芦屋新鋭王座で初優出。24年5月の平和島GⅡモーターボート大賞で特別戦初Vを飾った。通算1140勝、優出126回、優勝16回。
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