MVP毒島誠「グランプリは失敗。初めてハンドルの切り方が分からなくなってしまった」~令和6年優秀選手表彰式典~

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ボートレース界の「令和6年優秀選手表彰式典」が17日、開催された。今回はBOATRACE 六本木 SIX WAKE HALLにて、報道と関係者のみの出席となった。

式典の内容もこれまでとは様変わりした。ゲストにCMキャラクターを務める笹野高史さんと矢吹奈子さんが登場し、受賞選手に花束を贈呈。表彰盾はクリスタルトロフィーに変更され、コメントも選手自身が選んだ24年のベストレースを見ながらトークするという形式になった。

受賞選手のコメントは以下の通り。

最優秀選手、最多賞金獲得選手、記者大賞

毒島誠(群馬)

グランプリ、レース自体は失敗でした。普段、SGの優勝戦は緊張するんですけど、この日はしてなかったんですよ。それが展示が終わって、急激に緊張感が高まってきて、ハンドルの切り方が分からなくなってしまったんです。初めての経験でしたね。

昨年は選手人生で一番の目標であり、夢でもあったグランプリが獲れた、最高の一年でした。今年もまたグランプリに行けるように、ケガをせず一走一走頑張ります」。

最優秀新人選手

藤原碧生(岡山)

「初優勝から始まって5回優勝。良い一年ではあったんですけど、途中からクラシック出場を目標にしていて、それに届かなかったので、悔しさは残ります。昨年はプロペラをすごく勉強しました。独学だと限界があるので、いろんな人のアドバイスを聞いて、それを試して、自分に合う・合わないを探しながらやっています。

今年は地区選の準優勝戦でフライングをしてしまって、GIに半年間出られないんですけど、その時に『ダービーとクラシックを目指せばいい』とアドバイスをもらいました。去年よりもいい成績を目指して頑張ります」。

最高勝率

峰竜太(佐賀)

「年末のグランプリ、佐賀支部3人(峰、宮地元輝定松勇樹)で走れて、まだお手本になるレーサーでいたいと思いました。何度も『最高勝率』を受賞してきましたが、毒島さんの優勝を間近で見て、やっぱり『最強』はグランプリを勝つことだなと改めて認識しました。今年は指をケガして走れなかったレースもあるので、1年かけてしっかり治してバイブスを上げていきたいと思います」。

最多勝利選手

中辻崇人(福岡)

「120勝できましたが、フライングも多かったので、騒がしい1年でした。ここまで勝てたのは、プロペラの力が大きかったですね。今年も優勝していますが、またフライングしちゃったので…。常に1着を狙うスタイルで走っているので、そこを見てほしいです」。

優秀女子選手

遠藤エミ(滋賀)

「着物は苦しいです…(苦笑)。クイーンズクライマックスの表彰式では、ファンのみなさんが本当にたくさん残っててくださって、その光景を見たら涙が出ましたね。自分自身は本当にすべて足りていないので、もっともっと力をつけていきたいです。明日から始まるスピードクイーンメモリアルも本場にきて応援してください」。

特別賞

高塚清一(静岡)

※式典は欠席 「長年走り続けてこれたのは、ケガ無くやれたから。最近で一番うれしかったのは、2013年1月の常滑で優勝したこと。ちょうど牡蠣にあたって、3~4日寝込んで体重が減ったんですよ。そうしたらモーターが出てね。あと何か月走れるか分かりませんが、一生懸命走りたいと思います」。

西島義則(広島)

「目標にしていた3,000勝、そして若い頃からの夢だった2連対5,000回を達成できて、嬉しかったですね。かつて舟券が2連勝式だった頃は、『モーターが悪くても2着までには絡みたい』と思ってやってきたので、そこが評価されたのは本当にうれしいです。まだまだ通過点、上を目指して頑張ります」。