オールスターファン投票、歴代最多得票は峰竜太ではなく、あの選手
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今年もオールスターファン投票の時期がやってきた。今回の舞台は
GⅡレディースオールスター
5/13~18@ボートレース常滑SGボートレースオールスター
5/27~6/1@ボートレース丸亀昨年からレディースオールスターの開催時期が移行し、5月はオールスターが2大会行われる“オールスター月間"となった。それに伴ってファン投票も同時に行われるようになり、今年は1月18日(土)から2月11日(火)まで実施される。
ここではファン投票に関するトピックをいくつか紹介してみよう。
変わりゆく投票システム
時代に応じてファン投票のシステムは変化している。現在はマークシートとWEB(スマホ・PC)の二本柱だが、今から52年前の第1回オールスターファン投票はレース場などで配布された私製ハガキのみだった。その後、マークシートや電話、WEBなど、投票方法が増えたり減ったりしながら、現在の形に落ち着いている。歴代最多得票は松井繁の9万票
ファン投票の総投票数歴代最多は2009年の第36回・福岡での299万1395票で、そのうち松井繁が獲得した9万2815票が歴代最多得票。2位~4位も松井繁で、いずれも2007年~2010年に獲得したもの。11年(第38回)からマークシート投票は“ファン投票の日"に限定され、投票数が前年の3分の1程度に激減。14年(第41回)にハガキ投票が廃止され、15年(第42回)からは投票選手数が12人から6人になった。
そのため今後、1人の選手に7万票や9万票といった驚愕の投票数を目の当たりにすることは難しいだろう。
同時投票でSG女子票に変化?
前述したように、昨年からSGとGⅡの同時投票がスタートした。これによって起きた一番の変化は、SGでの女子票が伸びなくなったことだ。それ以前は、「男女人数比率等を勘案し、女子選手の得票数上位」のルールによって、全体の20位前後で女子選手の選出が打ち切られていた。しかし昨年は8人選ばれたが、ボーダーは38位(田口節子)。過去に2人乗ることがあったドリーム戦にも誰も選ばれなかった。
これはGⅡで女子選手に票を投じたことによる反動ではないかと推察される。今回のSGでの女子票に注視したい。
オールスター夫婦同時出場は過去に5回
SGではしばしば夫婦が揃って参戦することがあるが、オールスターは他のSGに比べてその機会が多い。初めての夫婦出場は、1988年第15回オールスター(住之江)で鈴木幸夫と鈴木弓子が選ばれた。その初日7Rでは夫婦対決が行われ、幸夫が2着、弓子が3着に。その後しばらく間が空き、2011年。第38回オールスターに山崎智也と横西奏恵が出場。二人ともドリーム戦に選ばれ“最強の夫婦対決"と話題になった。結果は横西が1着、山崎が3着となり、夫婦の間に挟まれた2着は今村豊だった。
2021年の第48回(若松)で深谷知博と鎌倉涼、昨年の第51回(多摩川)で中田竜太と浜田亜理沙が出場した。
オールスターで地元が強いは過去のもの
過去51回行われたオールスター、そのうち9回が地元選手による優勝。票数が多かった2010年以前は、地元選手が多く選ばれ、結果を残していた。しかしWEB投票が中心になった近年は、地元選手が多く選ばれるといったことはほとんどなく、全国的な人気通りの決着に落ち着くことが多い。
そのため「オールスターは地元が強い」は、過去のものとなり、直近の地元選手優勝は、09年の福岡で優勝した瓜生正義までさかのぼらなくてはならない。今回の地元・香川支部の選手は何人選ばれ、どのような結果を残すだろうか。