![](https://sp.macour.jp/news/news-images/8510_67a564a94adfe.webp)
{{ good_count }}
まずは山口支部におけるSG戦線とのかかわりについて、その大まかな流れと最近数年の状況を把握していこう。
ボートレースが始まって長らく、山口支部にはSGで活躍する選手が少なかったが、1980年代に入って、突如として今村豊というスーパースターが出現する。今村はそのデビュー間もない頃からのインパクトがあまりに大きいが、実は息の長さも比類なく、40年近くSGの舞台で活躍を続け、00年以降もSGで2回優勝。そしてオールスター35回、メモリアル34回という出場回数は、いずれも史上最多である。
その今村の後を継ぐように、山口支部のSGレギュラーを早々と不動のものにしたのが、今村の愛弟子である白井英治だ。01年のダービーで早くも優出。ほぼ毎年優出を重ねて、14年のメモリアルで悲願のSG初優勝を飾った。さらに22年の暮れには、師匠の今村も成しえなかったグランプリを制覇(山口支部としては第4回の福永達夫に次ぐ2人目)、賞金王にも輝いた。
この白井とほぼ同じ時期からSGに乗るようになったのが寺田祥だ。こちらは10回目の優出だった17年のメモリアルで初戴冠。20年の下関開催のメモリアルでも優勝し、さらに昨年11月の下関チャレンジカップでも準優勝と地元で強烈な存在感を見せつけている。
この辺で、表3と表4をご覧いただきたい。表3では最近2年間のSG出場状況、表4ではメモリアルにおける山口2場の推薦出場選手がわかる。
寺田と同年(昭和53年)の生まれが谷村一哉。そして1年後輩の54年生まれが原田篤志と吉村正明。この世代には好人材が揃っている。
谷村は11年のグランプリシリーズが初SGで、いきなり準優3着と健闘。14年メモリアルで優出を果たし3着。16年にはGI2勝と実績を重ねてきた。メモリアルには既に10回もの出場歴がある。
原田は12年のメモリアルでSG初参戦。15年ダービーでは優出3着と大暴れをした。23・24年と出場が成らなかったので巻き返しを期す。吉村はこの三者の中では最も早く、08年のクラシックでSGに初登場している。
白井と寺田の両エースを除けば、ここ数年で最もSGへ出場しているのは大峯豊だ。10年の中国地区選優勝からステップアップして、同年のオーシャンカップでSG初出場をかなえた。そして18年以降、7年連続でSGの舞台に登場している。年間優勝5回以上という年が8回もあり、毎年のようにクラシックのボーダー付近にいる安定感が持ち味だ。
昨年の活躍が光ったのは海野康志郎と柳生泰二だろう。海野は16歳でデビュー、19年2月の中国地区選を豪快にまくって勝ち、その年のクラシックへ進出。昨年は絶好調で、夏以降はGIでも優出を重ねてきた。
柳生はA級になるのは早かったが、SG出場にはあと一歩届かない時期が長かった。しかし21年にV6。その後も高勝率をキープして22年のダービーでSG初出場へ。昨年のクラシックはあと一歩で優出(準優③)に迫った。海野と柳生は年末のグランプリシリーズにも駒を進めている。
そして一昨年3月のクラシックには、山口支部待望の若手がSGに乗ってきた。22年5月のモーターボート誕生祭(大村・GⅡ)を25歳で制した佐々木完太だ。その後の走りには堅実性も加わり、将来のエース候補といえよう。
ボートレース下関×マクールコラボプロジェクト「ぶちかませヤマグチ」を開催中!
山口支部の選手たちによるコラムやYouTube動画が続々と公開されています。
あの選手の意外な素顔やエピソードが楽しめる特設サイトは、こちらからご覧いただけます。
注目ワード
現役レーサーの大山千広のインタビューコラムです。レースのことやプライベートについて自由度高めでお届けします。
マンスリーBOAT RACEの桧村賢一が舟券攻略の持論を展開します。狙い目レーサーや超抜エンジンも紹介。
実況アナウンサーの小林習之のコラムです。30年以上ボートレースに携わってきた中で見たことや経験したことをお伝えします。
マクール客員編集長・西山貴浩による爆笑コラム。本誌では6年以上続く人気コラム。
愛知支部レーサーによるリレーコラム。支部の全選手が担当するまで終わらない!?
本誌目玉のレーサーインタビュー。最も旬な選手や際立ったトピックがある選手にじっくり話を聞く。
報知新聞 藤原邦充記者による硬派なコラム。全国のレース場で取材を積み重ねてきた見地から、艇界をズバリ斬る。
オートレース界のトップレーサー。ボートレースにも造詣が深く、オートとボートの違いを比較しながら、選手目線の気付きを語る。
元選手・芦村幸香によるコラム。下関YouTubeのMCなどでおなじみのトーク力で、本誌読者も楽しませる。
本誌編集長の渡辺と主筆の山本による社説。艇界の今を分析し、忌憚ない意見を述べる。
今やボート界の顔ともいえる人気者・永島知洋が、満を持してコラムを執筆。これを読むときっと旅打ちに行きたくなる!?
17年4月号より連載開始。夏はトライアスロン、春秋冬はマラソンやロードバイクレースに参加していることがタイトルの由来に。
連載期間は22年を超え、本誌最長連載コラムを更新中。問答無用に艇界を斬る論客へのファンは多い。
主筆・ヤマケイと編集委員・田中による対談。ボート界の時事的な話を中心に編集部のじじーが好き勝手言い放つ。
ボートレース芸人すーなかのコラム。22年8月号より「コラムのピット」にて連載開始。軽妙な論調でボート愛を語る。
ボートレースの歴史を紐解く。歴史の語り部が送る温故知新。名勝負を再び世に記し、ボート界を作ってきた選手たちの走りが蘇る。
ボート配信でもお馴染みのシマレナこと島田玲奈が、5月号よりコラムを連載開始。爆益を目指し奮闘する“社長”に注目!
全国のBTSにて開催される「目指せ!ボートレーサー!!!」をテーマにしたトークショーのレポートコラム。
マクール創刊30年を記念し、全国24場のボートレース場にまつわるクイズ。なかにはマニアックな問題も!?あなたはいくつ答えられる?
九州を拠点に、若手選手に精通するスポーツ報知・井上泰宏記者。卓越した取材力を駆使し、選手の“素”を読者にお伝えする。
本誌「マクール」の創刊から携わってきた山本圭一が、ボート界・最近30年の動きを1年ごとに伝える。
ボートレース大村の攻略コラム。水面傾向やモーター情報、季節ごとの狙い目まで網羅します。
ボートレース児島の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
2011年より掲載していた現役レーサー西村美智子のブログがコラムコーナーにてリニューアル。
MC&リポーター濱野智紗都のコラム。24年9月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレース強火オタクとして愛を持って発信。
ボートレース福岡の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
丸亀
丸亀
大村
大村
宮島
津