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勝率とかいろんな数字だけを見たら調子は良かった…、というか大崩れはなかったけど、勝ち切れなかったかなっていう1年だった。安定はしてた。でもこんだけ安定して勝っとって、優出回数に対しての(優勝が)4回だけ?って感じ。
優出しとっても、得点率トップ争いでギリ負けたりして優勝戦1号艇を取り切れなった方が、自分の中では引っかかったっす。(25年前期は)自己最高勝率を残せたし、調子自体はだいぶ良かったけど、大事なところで弱いなって。もっとできたと思うけど、流れに乗り切れんやったのがある。12月の若松ミッドナイトも予選トップ通過からの、準優F…。
というのも、24年は序盤からだいぶ減量を頑張って、この1年でSGの権利を全部獲っっちゃろうって思ってたんすよ。で今年SGにたくさん出て、1個タイトルを獲って「痩せたら楽勝っす」って言ってやろうという目標を掲げとったっす。まあ52㎏にはならないんすけど、55㎏くらいまで落として。そんな野望を年初に馬場(貴也)ちゃんとかに話してました。
でも体重が減ってきた時にF休みに入ったりして、グダグダになっちゃって…。
好調の理由は、はっきりとは分からんし、たぶんだけど(男子の最低体重が)52㎏になったこと。結局はこれかなと。こっちは変わらんでも周りが重くなってるから。実際には何も感じんけど、こっちが変わってない以上、結果的にはそこ(体重)かなっていう。
もちろんプロペラっていうのもあるのはある。今、主流のプロペラがあるんすけど、一概に回転を止めるとか回すとかは言えんくて。まあそれは(峰)竜太が「コジ4」っていうゲージで出してて。
3月末に児島で優勝して唐津の記念を走ったんすよ。その時に竜太に「次の児島、俺が優勝したエンジン引けよ。マジで良いけん」って言ったんですよ。そうしたら「いや、お前のやつは無理や」って言われて。(桐生)順平にも同じこと言ったんすけど、順平も「海野さんのペラはマジで無理っす」って(笑)。
そうしたら竜太が本当に引いたんすよ。ほんで後で聞いたら、ずっとそのゲージを擦ってたって。竜太が児島の4月に走った時のゲージだから「コジ4」っていう名前なんすよ。
でも「コジ4」をみんなが使いだしたから、つまらんくて。だから3、4か月前くらいからその特徴を生かしつつ、別の特徴を出そうとしてたんすよ。そうしたら当たっとるっす。どんな水質でも温水パイプがあってもなくても関係なく、エンジンも結果も出とるっす。ボロエンジンでも。
最近、記念で(池田)浩二さんと一緒のことが多くて、僕のペラを見て「こりゃ、やべえ」って言ってたんすけど、鳴門の記念でそれっぽく試してみたら「これ、マジでいいわ」って言い出したくらいですもん。あの池田浩二が(笑)。それくらい今、結果が出てるペラなんすよ。
よく体重のことで僕のSNSにDMとかよく来るんすよ。「もっと痩せてから走れ」とか「デブ」とか、そんな誹謗中傷が山ほど来る(笑)。
でも自分の中であと1㎏減らせるかもしれないけど、それよりも今の状態の方が勝てるっていうこともあるんすよ。ヘロヘロで走っても絶対勝てんし。そこは自分の中で調整して走ることやけ。「こいつ、今日は体重が減っとるから気合が入っとる」とか「増えとるけえ、やる気ねえわ」とか、そんなんないですから。
でもそもそも体重は外野にとやかく言われることではないかな。だって困るのは自分なんすよ。重かろうが軽かろう。ペラを叩いたり整備したり、大変な思いをしたり悔しい思いをするのは自分のわけであって。そりゃ軽けりゃもっとエンジンも出るかもしれないけど、僕のプロフィル、173㎝、60㎏すよ?僕の体格はこの業界には向いてないんすよ。でも重いなりに自分のベストのパフォーマンスが出せる体重、モチベーションやメンタルを保てる体重があるわけだし。この体格を受け入れるしかないわけですから。体重は年中24時間考えて生活してますから。
5年ぶりすね。その間も行ける機会はあったけど、フライング休みが被って出られんやったり。かみ合わんやったすね。
今年も前半はフライング休みもあったし、ほんとこの直近の成績でグランプリシリーズに滑り込んだ感じすね。正直、一般戦の優勝戦に乗っても「よし、やったー」とはならないんですよね。A1級で走ってるわけだし。とりあえずホッとはしますけど、そこからが勝負だけん。やっぱり記念を走らないとですね。そういう意味では丸亀周年(11月)の優出3着はデカかった。
オーシャンカップとかダービーとか、SGの権利は全部獲るつもりで行きます。そこを頑張れば、メモリアルに推薦してもらえるチャンスも出てくる。山口は2場あるわけだし。
今年は下関の正月戦を走ったら、すぐ下関のGIがありますから。ここを頑張れば一気に道が開けるし、1年間で見てもだいぶやる気も上がってくる。それくらいデカい大会になると思う。SGをしっかり見据えたい。あっ、オールスターに関しては一生出られんと思っとるけど…(苦笑)。
年齢も年齢だから、若い時みたいに「俺もいつかは…」なんて言っとられんす。既に遅咲きの年齢だけど、危機感を持っていきたい。山口支部は白井英治、寺田祥の2人しかいないってみんな思っていると思うので、しっかり続いていけるよう、今年はやりますよ。
海野康志郎(うんの・こうしろう) 1987年12月15日生まれの37歳。2004年11月に徳山で95期生としてデビュー。5走目に初勝利をマークした。GIは19年2月の下関地区選で初優勝。通算では優出5回で優勝1回。同期には峰竜太、金子拓矢、岡村仁、藤崎小百合、西村美智子らがいる。173㎝、61㎏。血液型=A型。
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