毒島誠
毒島誠

解説版・SGボートレースクラシック(若松)出場選手決定~クラシックは連続出場が難しい~

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ボートレース若松で3月25日から30日まで開催される、SG「第60回ボートレースクラシック」の出場選手が発表された。選考基準は昨年のGⅡ以上優勝者と一般戦優勝回数上位者で、今回は一般戦V5の勝率第5位がボーダーとなった。

クラシックは強豪選手になればなるほど連続出場が難しいタイトルとされる。記念クラスの選手たちは、一般戦を中心に走れば優勝回数を積み重ねられるが、そもそもの出場機会が少ない。昨年のグランプリ覇者・毒島誠を例にとると、年間28節走ったうち、一般戦を走ったのはわずか6節。もしGⅡ以上で優勝できなければ、一般戦の優勝回数だけで出場するのは難しい。(※今回の毒島はSG2回、GⅡ1回を優勝)かといってGⅡ以上の記念レースを毎年勝ち続けるのも難易度が高い。そのため連続出場が難しいのだ。1月6日時点で46人の出場が決定したが、そのうち「連続出場」は20人だけ。これがオールスターだと33人(24年・多摩川、発表時点)、グランドチャンピオンだと36人(24年・尼崎、発表時点)と比較するとその少なさが明確にわかる。

今回、4年連続16回目の出場となる池田浩二は、昨年GⅡ以上の優勝がなく、一般戦もV3。本来であれば出場できないが、グランプリの優出によって年間SG出場権を獲得し、最後の最後で滑り込んだ。

地元の福岡支部からは、グランプリシリーズでSG初優勝した前田将太を筆頭に、西山貴浩新開航奈須啓太松田大志郎ら5人が出場を決めた。2月から全国6か所でGⅠ地区選手権が開催されるが、これがクラシックに出場するラストチャンスとなる。権利を持っていない選手が優勝すれば、そのままSGへ出場し、持っている選手ならば予備選手が繰り上がる。予備1位~3位に永田啓二塩田北斗篠崎元志と地元選手が控えており、最終的に福岡支部の層が厚くなる可能性は高い。ちなみに昨年は予備5位までが繰り上がり、過去には予備10位まで繰り上がったことがある(17年児島)。

最終的にはどんな顔ぶれとなるだろうか。地区選終了まで見逃せない。

第60回ボートレースクラシック 出場選手選出順位表

優先出場順位 登録番号 氏名 支部 出身地 勝率 着順点
合計
出場回数 優勝回数 備考
前年度
優勝者
4238 毒島誠 群馬 群馬 7.93 1769 224 5 13年連続13回目
第39回
グランプリ
優勝戦
出場者
4418 茅原悠紀 岡山 岡山 7.84 1608 205 5 5年連続10回目
4262 馬場貴也 滋賀 京都 7.36 2090 285 4 3年連続6回目
4444 桐生順平 埼玉 福島 7.86 1431 182 3 12年連続12回目
4851 関浩哉 群馬 群馬 7.46 1887 257 4 2年ぶり3回目
3941 池田浩二 愛知 愛知 8.02 1964 246 3 4年連続16回目
SG競走
優勝者
4494 河合佑樹 静岡 静岡 7.51 2231 297 6 2年ぶり2回目
4504 前田将太 福岡 福岡 7.41 2224 302 4 4年連続5回目
5121 定松勇樹 佐賀 福岡 7.13 1768 250 3 2年連続2回目
4362 土屋智則 群馬 群馬 7.02 1628 236 2 3年連続4回目
GI・GⅡ
競走優勝者
4686 丸野一樹 滋賀 京都 6.99 1671 240 3 3年ぶり4回目
4502 遠藤エミ 滋賀 滋賀 7.15 1801 252 5 4年連続7回目
4371 西山貴浩 福岡 福岡 7.56 1761 235 4 3年ぶり6回目
4166 吉田拡郎 岡山 岡山 7.06 1978 281 5 3年連続8回目
4044 湯川浩司 大阪 大阪 6.79 1507 222 4 4年ぶり12回目
4685 島村隆幸 徳島 高知 7.12 1680 238 6 2年連続2回目
4445 宮地元輝 佐賀 佐賀 7.15 1881 263 5 3年連続4回目
4719 上條暢嵩 大阪 大阪 7.56 1768 234 4 2年連続4回目
4914 吉田裕平 愛知 愛知 7.16 1762 246 4 初出場
3415 松井繁 大阪 大阪 7.37 1997 271 3 3年連続28回目
4932 新開航 福岡 福岡 6.87 1724 254 3 3年連続3回目
4886 入海馨 岡山 岡山 6.77 1321 195 3 初出場
3779 原田幸哉 長崎 愛知 6.74 1322 197 3 2年ぶり17回目
3918 深井利寿 滋賀 滋賀 6.63 1871 282 3 12年ぶり2回目
4320 峰竜太 佐賀 佐賀 8.29 1891 228 2 2年連続10回目
3716 石渡鉄兵 東京 千葉 6.44 1680 262 2 2年ぶり6回目
4524 深谷知博 静岡 静岡 6.85 1691 248 1 2年ぶり5回目
4344 新田雄史 三重 三重 7.07 1625 230 5 2年連続9回目
4677 片橋幸貴 滋賀 京都 6.49 1643 254 3 初出場
4352 下條雄太郎 長崎 長崎 6.97 1707 246 2 4年ぶり2回目
4330 奈須啓太 福岡 福岡 6.24 743 119 2 初出場
関東地区選手権(戸田)優勝者
東海地区選手権(津)優勝者
近畿地区選手権(三国)優勝者
四国地区選手権(丸亀)優勝者
中国地区選手権(徳山)優勝者
九州地区選手権(大村)優勝者
38 4571 菅章哉 徳島 徳島 6.85 1753 257 9 3年ぶり2回目
39 4856 豊田健士郎 三重 三重 6.83 1818 266 9 2年連続2回目
40 4959 井上忠政 大阪 大阪 7.09 1894 268 8 初出場
41 4847 佐藤隆太郎 東京 東京 7.13 1883 267 7 初出場
42 4398 船岡洋一郎 広島 広島 6.93 1941 282 7 2年ぶり3回目
43 3623 深川真二 佐賀 佐賀 7.58 1948 259 6 2年ぶり14回目
44 3721 守田俊介 滋賀 京都 7.42 1715 233 6 4年ぶり15回目
45 4544 松田大志郎 福岡 福岡 7.11 1934 272 6 2年連続5回目
46 4335 若林将 東京 千葉 7.00 1800 258 6 5年ぶり2回目
47 4055 吉田俊彦 兵庫 兵庫 6.27 1556 248 6 2年ぶり5回目
48 4503 上野真之介 佐賀 佐賀 7.72 2323 302 5 4年ぶり2回目
49 4208 三浦永理 静岡 静岡 7.54 2133 283 5 11年ぶり4回目
50 4500 山田康二 佐賀 佐賀 7.46 2028 274 5 2年ぶり3回目
51 3854 吉川元浩 兵庫 兵庫 7.42 1885 255 5 2年連続15回目
52 4188 久田敏之 群馬 群馬 7.33 1935 265 5 2年ぶり3回目
予備1 4288 永田啓二 福岡 福岡 7.32 2012 277 5
予備2 4566 塩田北斗 福岡 福岡 7.24 2214 308 5
予備3 4350 篠崎元志 福岡 福岡 7.15 1995 279 5
予備4 4019 笠原亮 静岡 静岡 7.11 1656 234 5
予備5 4604 岩瀬裕亮 愛知 愛知 7.06 1815 257 5
予備6 4759 今泉友吾 東京 東京 6.98 1974 286 5
予備7 4364 池永太 福岡 宮崎 6.94 2089 301 5
予備8 5217 藤原碧生 岡山 岡山 6.91 1968 286 5
予備9 4061 萩原秀人 福井 福井 6.81 1865 275 5
予備10 4748 渡邉雄朗 東京 千葉 6.79 2030 302 5