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野田:向井さんはちょっと怖いっていうか、厳しそうな方だなと。見た目というか…、雰囲気がです。
向井:それは見た目って言うんよ(笑)。
野田:でも話してみたら…。
向井:もっと怖かったとか?
野田:優しいというか…。
向井:分かる、分かる。温かみがあったんよね?(笑)。
野田:ギャップがありました(笑)。見た目は厳しそうなのに、話してみたら優しい。
向井:私は野田ちゃんの印象というよりは、お母さんと一緒に挨拶に来てくれたので。「お母さん、若っ! きれい!」っていう印象でした。野田ちゃんは初めて会った時が17歳だったんですけど、私が17歳の時にできなかった気遣いとかができていたので、しっかりした子だなって思いました。
野田:どんなところがです?
向井:ジョイフル(※九州を中心に展開するファミレス)で会ったけど、一緒にドリンクバーを取りに行った時、「ストロー使いますか?」みたいな。私だったら絶対にそんなこと聞けないなっていう…。あれ? どうでも良かった?(笑)。ちっちゃ過ぎ?
野田:私スゴいことをして褒められるのかと思ったら、まさかのストロー!!(笑)。
向井:ストローにだって感動しちゃう(笑)。だって私にとっては17歳って高校生だし、まだ子どもだから、そんなこと言ってくれるって思わなかった。ちょっとしっかりしてるから「私、教えること何もないかも」って思った。
野田:すごい気遣いエピソードかと思ったら、まさかストローでこんなに思ってくれてたなんて(笑)。
向井:でもそこからの厳しさがあるからね。最初のハードルが低すぎたのかも(笑)。
向井:2人の中のルールというか、毎期毎期で、目標を決めさせるようにしています。
野田:毎期、違う目標ですけど、前期で言えば「でも」って言わないとか「言い訳をしない」とかでした。レースのこともあるけど、オカの上の目標だったり。
向井:「でも」とか「だって」ってめっちゃ言う(笑)。「でも」や「だって」は言い訳なので言うのはダメって。怒られたら、まずは言われたことを認めて、それから直していくとか。レースのことを説明しても「でも」って言うから「でも」じゃなくて、何でそうなったかを考えてもらうようやってもらいたいかな。目標を達成できなかったら、ペナルティーは野田ちゃんがしたいことの禁止。最初の頃は髪を染めたりネイルを禁止したりしてました(笑)。1期目は全然ダメだったかな?
野田:全然ダメでした(笑)。
向井:でもそれからやるやる。もはやペナルティーを忘れてた。でも前期できなかったんじゃない?また黒髪かな?(笑)。
野田:準優に乗るっていう目標だった時に、達成できなくて黒髪にしたことがありました。
向井:した? かわいそうにね(笑)。頑張れんかったけん、しようがないよね(笑)。
向井:師弟になってだいぶ経つけど、あんまりレース場で一緒になることがないんですよね。特に直してほしいところとかはないけど、あえて直してとしたら、ほらこの人アイドルレーサーなんで、よくカメラに向かってポーズ取るんですけど(笑)。それを注意してるくらいです。別に直してほしいとかじゃないんですけど。
野田:私もヤバいと思って、最近はカメラにもほぼ映らないようにしています。
向井:いやいや、このあいだ見たし。またこの人やりよるわって思って。
野田:えー、でもそれ1人じゃなかったですよね?
向井:いや、1人。ほんとに
野田:ウソだ…。
向井:ほんとに。私、野田ちゃんがこうやって(キュンの)ポーズ取るの、病気と思ってるんです(笑)。でもバカにしてるわけじゃなくて、ファンのためにはやってほしいんですけど。
野田:ウソだ…。めっちゃ控えてるのに…。
向井:控えんでいい、控えんでいい。ファンは求めとるけん。でも私は注意するけど(笑)。
野田:私が向井さんに直してほしいところは…、ありません(笑)。
野田:向井さんは仕事に対して熱心な方で、見ているだけでも伝わってきます。私も見習わないといけないところです。
向井:例えば具体的にどんなふうに?
野田:プロペラとかダメだったらすぐ違う形にしたり、とにかく行動が早い! レース前とか最後まで調整をしてる。
向井:壊れていくのに(笑)。どんどん悪くしてるけどね。しつこいんよね(笑)。
野田:1走1走に対する思いが、見て伝わってきます(笑)。
向井:私がやってることがいいかどうかは分からないんですけど、私はレースに行って後悔したくないので、そうやってるだけで、それが野田ちゃんに合うかどうかは分からない。するかしないかは自分で決めてほしいかな。でも一生懸命はしてほしい。最近はレース場で会ってないからあまり分からないけど、レースに対する意欲は以前より出てきたかなって思う。デビューしたての頃は、レースが終わって悔しそうに唇をかんだりしてたけど、その時だけで、次の行動は移ってなかった。出番は1Rで終わってるのに、9Rになっても試運転や練習をするとか。今はすぐ行動するようになってるので、ちょっと成長したのかなって思う。
野田:私、向井さんに褒められたことないですよね…。
向井:私自身があまり人を褒めないからね(笑)。
野田:「いいんじゃない?」って言われるのは、褒められたに入ってます?
向井:フフフッ(笑)。でもあんまり褒めないけど、もちろんちゃんと褒める時もある。スゴいって思ったら「スゴいじゃん!」って言うけど、言ったことがないってことは、そういうことなんでしょうね。A2級に上がったことはスゴいことなんですけど、褒めるとそこで足踏みしちゃうし。野田ちゃんは事故さえ減れば、点数は取れると思ってるから。選手としてのステップなので、褒めるのはまだです。てか私、野田ちゃんをいつ褒めるんやろ(笑)。
野田:私の性格を分かってくれてるからですよね(笑)。
向井:いや、知らない(笑)。相性がいいとも思わない(笑)。だって師弟関係じゃなかったら、しゃべってないと思う。タイプが全然違うので。でも師弟とか抜きにしても、その人に合うような教え方をするスタイルです。
野田:でも私のレースを全部見てくれてて、それでアドバイスくださるんで。うれしいです。
向井:その割には「でも」「だって」って言うじゃん。
野田:口ぐせなんです(笑)。
向井:悪くもなく、良くもなくかな?
野田:私は節が終わった後に、向井さんにいろいろと聞けるからうれしいです。あと、向井さんに見られてるから、無駄なレースはできないって思うようになりました。
向井:すご~い! そんなん思ったことない。じゃあもっと真剣に見んといけん(笑)。でも弟子を持つことによって責任感が生まれるので。私、自分に一生懸命であんまり人に興味がないけど、成長させないといけないかなっていう重みは感じてる。私も成長できるのかなって思ってる。成長できたかな?
野田:できてます(笑)。
向井:師弟関係を結ぶ時に、お互いに成長していけたらいいねっていう同盟を結びました。私自身も偉そうに「師匠」って感じじゃないから。
野田:私がF2して、どうしたらいいか分からなくなってた時、「悔やむ時間があるなら試運転してこい」って言われたのが印象に残ってて。甘やかすとか慰めるとかがないこの人なら、成長できるって思えました。
向井:覚えてないかも…(笑)。でも今は一人のプロスポーツ選手として成長していってくれてるなって感じてます。私の中でもアイドルだから(笑)。
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