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下関
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山口の県民性を調べると「義理堅く人情味がある」、「真面目で努力家」、「プライドが高い」といった言葉が並ぶ。山口は古くは明治維新で活躍した長州藩の前身であり、近代日本においては総理大臣を8人も輩出している。リーダーシップが高い県民性と言えるかもしれない。
では、ボート界における山口支部の選手についてはどんな印象を持っているだろうか。「地味」、「ベテランは強い」、「爆発力に欠ける」など、残念ながらあまりいい印象が持たれていない。
そんな山口支部の選手、76人を束ねるのが支部長の江本真治。今回は江本に山口支部の現状、課題、そして今後について聞いた。
今の山口支部は、良くも悪くも穏やかでおとなしい選手ばかり。昔は個性の塊で、県内でも西の選手と東の選手がぶつかり合ってました。年一の集まりでもグループ同士で競い合って、収集がつかないこともしばしば。
それに比べて今は粒が小さいというか、レベルが低い。特に若手が伸び悩んでいる感じがします。個性的な選手がいるわけじゃないし、支部としての力強さや発信力に欠けていると思います。
支部が盛り上がるためのカギを握るのは若手だと思います。ヤングダービーとかに出るくらいの年代の選手が突き上げれば、上の世代も負けまいと活気づくんですけどね。
練習ひとつとってもそう。山口県は下関も徳山もあるし、選手数が少ないから1日練習の日なんかは、水面を使い放題、乗り放題。環境は整っているんですけど、それを持て余してる。強い選手と練習しないと絶対に強くなれないのに、同じレベルで集まって練習することばかり。
じゃあ、こちらから強い選手を派遣する仕組みを作るべきかというと、それは違うと思うんです。それぞれがプロの選手で、ライバル。もっと言えば敵です。一流の技術を簡単に得られると思うのが甘い。強くなりたいのであれば、先輩を呼ぶ努力をするべき。「忙しいから行けない」って一度断られたくらいで、諦める子ばかり。それでも真剣にお願いすれば、その時はダメでも先輩は応えてくれますよ。若い子の中にはB級で満足している選手もいるし、向上心がないのが見て取れてしまうのが残念だし、悔しいですね。
叩いても響かない。もうちょっと頑張れば強くなれる素質の選手はいっぱいいるんですよ。それだけにもったいない。
ただそんな選手たちも顔つきが変わるタイミングがあるんです。それがデビューして3年後。そう、4期通算(退会勧告)のカウントが始まる時です。今の選手たちはコースを取るようになったら勝てるようになるって思ってる人がすごく多いんですけど、コースを取っても力がなければなかなか勝てない。その現実がわかるのがちょうどこの頃。そうなると焦りだして、スタート事故をしたりして余計に悪循環にハマる。だから折を見て話してはいるんですけど、自分は大丈夫って思っちゃうんですよね。
ホント、若手の育成がうまくいっている愛知や滋賀などに聞いてみたいです。どういう風に育てているのか。うちだと佐々木完太、井本昌也、あと島川海輝がちょっと力をつけてきたくらい。まだ数が少なすぎる。
山口支部では師匠制度をなくして、指導員制度を導入しました。これは、新人選手がデビューして1年間、近場の先輩に動き方なんかを教わります。その間にいろんな先輩と出会い、付き合っていく中で、自分の性格も売り込めるし、相手もその選手のことを知ることができる。
1年経ったら自動的に指導員は解除となり、新人選手はどこかのグループに入りたいとか、この先輩と一緒にやりたいと思ったら、自分で門を叩くというシステムです。それを受け入れるかどうかは、先輩が判断します。やっぱりどんな性格かわからないのに、師匠と弟子になるのって難しいんですよ。お互いを知った上で、関係を築いていこうということで、このシステムになりました。
これも起爆剤になればという思いもあります。後輩の面倒を見るとなったら、先輩も頑張らなきゃいけないですから。
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