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SGチャレンジカップ/GⅡレディースチャレンジカップが行われた下関の水面に今度は女子レーサー45人が集結する。
SG・GⅡを走った女子の上位選手は今回出場しない予定だが、近況好調な選手が多数登場する。その中でも圧倒的な本命を背負うのが守屋美穂。今年は大きな舞台でのフライングによって、年末の権利を失ったが、来年に向けて力を蓄えている。A1級に必要な出走回数も無事クリアし、1月からもトップレーサーとして走り続ける。
近況リズムを崩しているのが香川素子で、1月からはA2級に降格してしまう。定位置へ戻るべく期始めからの奮闘を期待したい。
A1級はほかに関野文、魚谷香織、廣中智紗衣、大豆生田蒼が参戦するが、いずれも前期と比較して新期の成績が落ちている。期がリセットされるタイミングでリズムの立て直しを図りたい。
逆に1月からA1級に昇格するのが鎌倉涼、中谷朋子、前田紗希、清水愛海。鎌倉と清水はB1級からの飛び級となるが、元々A級だったので大きな驚きはないだろう。さらに出走回数は足りないが、近況の勢いが目立つのが倉持莉々、藤崎小百合、淺田千亜希ら。波に乗ったら優勝の可能性も十分。
下関ではレディースチャレンジカップが開催されたばかりなので、本来はその傾向を参考にしたいところだが、まだ結果が出ていないので、ここでは3月のヴィーナスシリーズのデータをまとめる。
優勝したのは川野芽唯でイン逃げ決着。シリーズを通してのイン1着率は54.3%と平均レベルで、通常の下関よりはやや弱い程度。イン以外で1着になったのは、2~4コースでそれぞれ10~11勝。アウトは壊滅的で、5コースが1勝、大外は1度も勝てなかった。
2・3着に関しても大外は全くと言っていいほど絡めない。つまり、流しの舟券にも6コースは不要だということ。これだけで60点削れるのだから大きい。さらに5コースの頭も切れるので、1234-12345-12345の実質48点の舟券で勝負ができる。
直近2か月と6か月の勝率差を比較したもの。注目は2位の池田奈津美。積極的なコース取りで知られる存在となったが、最近は成績が軌道に乗っている。これまでは前付けに動いてもスタートで遅れてしまい、進入をかき乱すだけで終わっていた。しかし近況はスタートを踏み込み、レースを作ることが増えている。道中の攻めも果敢で、あらゆるシーンで目が離せない存在に成長。もちろん今回も注目のひとりだ。
順当にいけばあらゆる項目のレベルが高い守屋美穂の独壇場となるが、つけ入る隙があるとすれば、当地との相性があまり良くないということ。同じ中国地区でありながら、出走機会が多くなく、前回は2年前の68周年。女子戦でも前回戦(21年1月)は予選落ちと本来の力が発揮できていないのが気になる。
それに対して近況絶好調なのが産休から復帰したての倉持莉々。復帰節の平和島混合戦では2日目から3連勝し予選突破、続く蒲郡女子戦では優出2着と全くブランクを感じさせない走り。この勢いで今節も突っ走りそう。
一方、A2級の米丸乃絵が苦しんでいる。5月と8月にFを切ってしまい、まともにレースができなくなってしまった。今回がF2休み明け2節目だが、期が替わり足かせはなくなった。A級復帰へのきっかけをつかみたい。
8人が出場する地元勢、今回は野田彩加と清水愛海に注目したい。昨年は共に下関のフレッシュルーキーだったが、今年は野田はそのままで、清水は徳山から選ばれた。
デビューしてすぐに頭角を現したのは清水の方。すぐにA2級に上がったが、度重なるスタート事故でリズムを崩してしまった。1年間我慢のレースが続いたが、その間に力を蓄え、新期は勝率を1点以上跳ね上げて、飛び級でA1級に初昇格する。
一方の野田の成長曲線は、清水と比較するとゆっくりだが、着実に力をつけていった。デビューしてから一度も勝率を下げたことはなく、1月からはついにA2級に初昇格する。女子レーサーのなかでは高身長だが、その分ターンが豪快。そろそろ優出もしたいところ。それが地元なら最高だ。
当地巧者のトップは鎌倉涼。下関では2010年のレディースチャンピオンでGI初優出した思い出の水面。当時は「平成生まれ初のGI優出」と話題になった。出走機会はそれほど多くないものの、14年のレディースチャレンジカップで優出、21年ヴィーナスシリーズで優勝と相性は申し分ない。今年5月のミッドナイト(混合戦)でも走っており、予選突破を果たした。
現在はB1級だが、1月からは定位置のA1級に戻る。水面相性と流れの良さから活躍を期待したい。
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