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佐々木:初めて会ったのはいつだっけ?(笑)。
福山:最初は…、あれです。喫茶店でお会いした時です。養成所を出て、ご挨拶の電話をした時に…。
佐々木:お茶した時ね。じゃあ1回会おっかってなって。なんかすごい真面目そうな子だって思った(笑)。
福山:その時まだ車を持っていなかったので、駅まで迎えに来てくれました。私、スーツで行きましたよね。最初だからスーツで会わなきゃって思って。
佐々木:忘れた(笑)。まあ最初はね。私の最初の印象は?
福山:えっ、言ってもいいんですか?
佐々木:えっ、言っていいよ。なんか怖いな(笑)。
福山:最初は「テレビで見た人だ!」って思いました。
佐々木:爆笑。レジャチャンね。確かにそうだね(笑)。
福山:雑誌とかいろんなところに写っているじゃないですか。なので「本物だ!」って思いました。
佐々木:緊張してたもんね。
福山:最初の1年間は師弟じゃなくて、私のお世話係みたいな立場で…。
佐々木:私たちの時代は、デビューしたらお師匠さんにお願いしますっていう時代だったけど、時代の流れと共に、今は人間関係が複雑になっていく時代。合う合わないがあるので、今の山口支部は師弟という関係を結ばずにお世話というか指導期間が設けられてる。その後、じゃあどうしますかっていうのを見る側も見られ側も選択肢があるっていう感じになってて。その新人の仕事と女子の仕事の基本を教える係が私で…。
福山:それで1年間を終えて、師弟をどうするかっていう話になった時に、芦村(幸香)さんと3人で…。
佐々木:2人で下関に練習で来てて、その前にご飯行こってなって、あっしーも誘って3人でってなってね。それで3人でご飯してたら、あっしーが何も知らずに「裕美さん、師匠なんですよね~?」みたいな振りがあったんだよね。まだ決まってないのに。
福山:芦村さんはお世話係の期間があるっていう仕組みが分かってなかったみたいで。もう師弟みたいに思われてて。
佐々木:で私は「えっ、知らない」ってなって(笑)。
福山:私はお願いしたいなっていう気持ちがあって。でもまだ1年経ってないくらいの時期だったので。
佐々木:たぶん微妙な時期だったよね。
福山:はい。それで「あ~」ってなって。そうしたら裕美さんが「いいよ」って言ってくれて。
佐々木:えっ、私が先? 「お願いします」って言わんかった? 「いいですか~?」みたいな。
福山:いや、「私、見るよ~」みたいな感じだった気がするんですけど(笑)。
佐々木:らしいです~(笑)。恵里奈ちゃんとは数回会ったりして、相性は悪くなかったんだと思う。接していく中で、一生懸命だし、(師匠になっても)いいかなって思ったような気がしてきた。でもあっしーがきっかけだったから、話しやすかったよね。入りは良かったよね。
福山:自然でしたよね(笑)。
福山:学んだことはいろいろあります。
佐々木:えっ、あるの?(笑)。
福山:私は一喜一憂というか、成績が悪かったらすごく落ち込んだりして。最初の頃は結構してて、今でもするっちゃするんですけど、裕美さんは成績とかに左右されずいつも明るくてニコニコな感じ。私もレース場ではそういう風になりたいって思いました。
佐々木:負けたりすると、やっぱり悔しくないはずはないので。でもそれを表に出すことの方が負けのような気がして。みんな悔しいはず。そのメンタルをどうコントロールできるかっていうのは自分にかかってる。周りを振り回したりするのは良くないから。だって自分のやったことだから。でもレースが終わったら逆で(笑)。仕事場では一喜一憂しないけど、プライベートはだいぶ一喜一憂する(笑)。恵里奈ちゃんは感情の起伏があまりないよね。
福山:はい、落ち着いてます(笑)。
佐々木:普通の生活の時は、恵里奈ちゃんの方が大人だなって思うことの方が多くて、だいぶ年下だけど学んでます(笑)。恵里奈ちゃんはこういう大人であるべきというか、冷静。だから私とは逆だよね。
福山:みんな違ってみんないい(金子みすゞ風?)って感じです。いろんな人がいて、その人らしさがあるなって思いながら生きてます(笑)。
佐々木:恵里奈ちゃんはほんと素直で。「私はこう思います」みたいな感じもないし。まあそれがいいか悪いかは置いといて。ちゃんと話もできるし…、意思疎通ができる(笑)。確かに成績はまだよろしくないけど、一生懸命なところは買ってる。あとは人の良さ。誰に聞いても(恵里奈ちゃんは)いい人としか言われない(笑)。
福山:裕美さんは全部を包み込んでくれる感じ。まだうまくいかないことが多いんですけど、それでも「こうした方がいいんじゃないか」とか「ああした方がいい」とか、何て言うのか…手厚いんです!
佐々木:手厚い?(笑)。
福山:レースが一緒の時、自分のことのように私のことまで時間を割いて一生懸命してくれるというか…。なのにできないことが多いから、もう見捨てられるんじゃないかとか思ったりするんです。
佐々木:しない、しない(笑)。
福山:諦められたらどうしようとか思うんですけど、そんなこと全然なくて。一生懸命、面倒を見てもらっています。
佐々木:それが師匠のような気がするけど…(笑)。でもそれは恵里奈ちゃんが頑張ってるから。頑張ってない人には手を差し伸べない、と思う。
佐々木:これはお願いしてることがあって、レース場が別で、私が知らない現場であった出来事とかは、報告してもらうようにしてます。
福山:私もそれを言おうとしました!
佐々木:知らないところから耳に入るのは嫌じゃないですか。いいことも悪いことも、恵里奈ちゃんの口から伝えてもらうようにしてます。
福山:ホウレンソウです。
佐々木:そうそう。ホウレンソウはしてるよね。
福山:例えば裕美さんと仲のいい先輩が、私が困ってる時にいろいろアドバイスをしてくださったりとか、誰にお世話になったとかを報告してます。ミスして誰々に迷惑をかけたとか…。
佐々木:やっぱりお世話になった人にはお礼を言わなきゃないないので、私からも「恵里奈ちゃんがありがとう」っていうのが礼儀というかね。私の仲のいい女子選手も、恵里奈ちゃんを気にかけてくれてる。
福山:支部や地区が違っても、裕美さんがきっかけで自分もお話しさせてもらえるようになったりもあるんで。
佐々木:あとは事故だけはしないでってお願いしてます。
佐々木:全てを受け止めてあげられる師匠でいたいと思っています。頭ごなしに怒るというのは私の中であまりなくて、考え方を含めて恵里奈ちゃんなので、そこを受け止めつつ、手を差し伸べる感じ。全部を私色にしようとは全く思っていないです。心が乱れてると、レースにも影響が出るし。恵里奈ちゃんがさっき受け止めてくれるって言ってくれたのはうれしかったし、師匠をここ3、4年やってきて良かったなって思っています。
福山:手厚くですね(笑)。
佐々木:もはや師弟とかあまり思ってなくて。ちゃんとした上下関係を保ってくれる、何でもしゃべれる相手、っていう気がします(笑)。
福山:いてくれるという存在に安心感があるというか、裕美さんが話しやすいからそういう気持ちになれていると思います。
佐々木:私も師匠になって、人が頑張りで成長していく過程を初めて経験することができた。恵里奈ちゃんの水神祭は、ほんとに涙が出たし改めて師弟になって良かったと思います。
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