江口晃生、今村豊の78期連続A級記録を超えるか?史上最長記録誕生へ!
{{ good_count }}
25年前期(24年5月~10月)の級別審査も終盤を迎えています。4年ほど前にも一度まとめましたが、その後、級別の連続記録や年長記録の上位が塗り替えられつつありそうな状況となってきました。そこで級別の記録をまとめたいと思います。
A級・A1級連続記録
20年前、「A級」の連続記録上位と言えば、北原友次選手の77連続(1位)や松野寛選手の67連続(2位)が有名でした。3位にはA級継続中のまま引退された新谷学選手の64連続。当時3人しかいなかった64以上の連続A級は今(24後期)26人にも増えています。
上位10と、継続中の64~68期連続の選手をまとめました(表1-1)。20年前に2位だった松野寛選手の67は今15位タイで圏外です。
1位は今村豊選手でデビューからずっとA級のまま引退して78期連続A級まで伸ばしました。99年に残した北原友次選手の77期連続の記録を1期分更新しての引退でした。
現在、江口晃生選手が77まで来ています。江口選手はデビュー4期目からA級に上がり一度もB級に落ちていません。今期は勝率6.88で、このまま78期連続A級は確実な状況。今村豊選手に並ぶ歴代1位タイになる予定です。
ところで最優秀新人選手は、82年に今村豊選手が選ばれ、その後3年間"該当なし"が続くのですが、86年に選ばれたのが江口選手でした。あの時選ばれた新人選手はその後も活躍を続けて大記録を作ったことになります。
翌年の最優秀新人は熊谷直樹選手(引退)で71期連続A級は5位タイです。単独4位には山川美由紀選手。山川選手もデビュー4期目にA級に上がりその後一度もB級に落ちずに記録が続いています。23年後期で勝率5.59という自身のA級生活でも3番目に低い勝率ということもありましたが、今期勝率(5月~)は7.29で15期ぶりの7点台復帰となるかもしれません。
心配なのは烏野賢太選手。継続中3位で71期連続A級ですが、9月25日時点の勝率は5.42でほぼA2級ボーダー。デビュー2期目に初A級となり3期目は事故率オーバーB2級でしたが4期目からのこの連続記録が続いています。最終日10月31日の丸亀ナイターで決着するということもあるのでしょうか。
95年後期から始まったA1/A2級制でのA1級連続記録です(表1-2)。1位はもちろん95年後期から続く選手で59期連続。全てA1級は、10年前まだ13人残っていたのですが今では3人だけ。
A級連続1位タイがかかる江口選手もA級全77期のうち59期はA1級による連続記録です。先述のとおり今期勝率(5月~)が6.88でA級安泰と書きましたが、これ実は江口選手にとって低い方なのです。江口選手は今17期連続の7点以上A1級で、6点台に"落ちて"しまうと9年ぶり。それだけ高いレベルで続いているA1級&A級連続記録です。
松井繁選手はデビュー3期目からA級、12期目からA1/A2級制となり、その時からA1級が続いています。かなりの実績を残していながら松井選手はF2が非常に少なく、21年6月・8月で自身2回目となるF2がありましたが、2本目のF休みだけが次の期にかかって難を乗り切りました。A1級はまだまだ続きそうです。
A1級の出走回数条件が70走から90走に変わったのは11年後期(10年11月~)から。濱野谷憲吾選手は11年後期以降ではF2が3回ありましたが、乗り切ってこられました。ただ4回目となったF2は今年の3・4月。F休みが期の真ん中に90日間(5月27日~8月24日)入ってしまいました。このままでは10走くらい不足しそうで、6日間くらいの一般戦の追加が必要な状況です。A1級連続60期は、江口選手と松井選手だけになってしまうかもしれません。
続きはスタンダードコース
入会でご覧になれます。