桐生
【PGI現地コラム】早くもこみ上げる感情、「明日はただ勝ちたい」関浩哉の思い/ ボートレース桐生・ヤングダービー
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桐生で開催されているPGI「ヤングダービー」は、22日準優勝戦が行われ、優勝戦メンバーが出揃った。
準優勝戦は9Rで川原祐明、10Rで畑田汰一、11Rで関浩哉が勝ち、イン逃げ3連発となった。これで予選トップだった関が優勝戦のポールポジションを獲得した。
ドリーム戦は5コースからまくり差しで快勝。この上ないスタートを切ると、予選道中をオール2連対で駆け抜け、得点率は2位以下をぶっちぎる圧倒的な内容。優勝戦ももちろん人気を背負うことだろう。
レース後、そこへ向けての記者会見が行われ、こんな話をした。
「初日のドリームを勝った時から、優勝を意識しています。明日、優勝するまでは気を抜かずに行きます。準優勝戦ではスタートで様子をみました。そうしたら、あんな感じ(井上忠政にすごく伸びられた)になってしまって、結果的には"しのいだ"という感じでした。ただ1マークに関しては我ながら上手く立ち回れたかなと思います。
仕上がりは出足と回り足は◎。スピードを持って回る分には進んでいると思います。伸びはいい人に対してはちょっと余裕がないですね。スタートは0台を行きたいですね」。
ここまでは今節の振り返りや機力に関しての話が中心で、この後に向けての質問を受けると、突然熱い思いがこみあげてきた様子。
「優勝できたらグランプリも見えてきますし、それは出たいんですけど……。明日勝つことは、自分だけの優勝じゃないと思うんです。レース場に勝たせていただいたというか…、今でも感情がこみあげてくるところもあるんですけど。
桐生での大きな大会って、GIは過去に2回出たことありますけど、4年前はコロナで開会式もなかったし、お客さんもほとんどいなかったんですよね。だからこんなにお客さんがいることが嬉しくて……。他のレース場ではそんなこと思ったことなかったんですけどね。
ヤングダービーという舞台は、若手にチャンスを与えてもらって、業界を挙げて盛り上げてもらって、本当に色々なことを思った一節でした。だからこそ明日は、ただ勝ちたいですね」。
明日は大勢のファンが本場に詰めかけ、関にとって見たことない景色が広がるはず。熱い思いは結実するだろうか。