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▼目次
・史上5人目の快挙 西島義則が3000勝
・上瀧和則が電撃引退
・吉田裕平が地元常滑で完全V
・尼崎で3連単歴代4位の63万円!
・8月の水神祭
・加藤高史が平和島で周回誤認
・堀本翔太が9か月、今村暢孝は4か月の出場停止
西島は大嶋一也さんらと同期の49期で今村豊さんの1期後輩。デビュー戦からいきなり2連勝してその節に3勝。初優出は9か月目、初優勝は3年1か月目、A級昇格は6期目。今村さんのスピード出世には及ばなかったが、大嶋さんと2人、早くから記念に呼ばれていた。しかし、なんといってもFが多すぎて出世が遅れたのは事実。SG初出場は6年目だったが、初優出は15年目、初優勝は16年目だった。
最大の転機は93年戸田クラシックにおける植木通彦さんのモンキーターンでのSG初制覇。テレビで観戦して衝撃を受け、仲良しだった烏野賢太にモンキーの手ほどきを受けると、「インからモンキーで全速ターンをすれば全部勝てる」とイン屋に転向。これが後の快進撃のきっかけとなった。
00年には地元宮島でオーシャンカップ開催が決まったことで大減量に取り組み、6月の下関グラチャン、8月の若松メモリアルと前後のSGまで減量効果で制覇して、野中和夫さんに続く史上2人目のSG3連覇を達成。SGは今村さんと並ぶ7冠、GIは16勝。通算優勝は98回で100Vも目前。SG3連覇の00年には獲得賞金も2億円を突破(2位)するなど、1億円超えは4回。生涯獲得賞金は約20億7800万円で、歴代12位。年間表彰のタイトルは94年に最高勝率、00年にMVPと記者大賞を獲得している。
大親友だった今村さんの引退には「話し相手がいなくなってさみしいね」と話していたが、13年の常滑グラチャンでレース中の事故により脳挫傷、くも膜下出血の重症を負いながらも見事に復活するなど引退する気はさらさらなく、次のターゲットは岡本義則さんの3031勝。来年には神様・倉田栄一さんの3088勝も視野に入るだろう。
エースのジョーこと、上瀧和則(佐賀56歳60期)が7月3日の大村を最後に電撃引退した。
烏野賢太、濱村芳宏、川崎智幸、谷川里江ら強豪でなおかつ個性派ぞろいの60期の最年少にして在校勝率1位の看板を引っ提げて鳴り物入りで87年5月に唐津でデビュー。2期目にはA級に昇格し、4期目には勝率6点台と順調に成長。3年目には記念に呼ばれ、4年目の91年1月地元唐津周年でGI初優勝を果たした。SGは2年4か月目に福岡メモリアルで初出場を果たし、3年1か月目に初優出。96年10月の福岡ダービーで最大のライバルだった植木通彦さんに競り勝ち、初優勝した。
エンジン出しとスタート力が武器で若かりし頃は典型的なまくり屋だったが、誰よりも早くモンキーターンを習得し、いつしかイン屋に転向。SG4冠、GIは17勝。勝率8点台は8期あり、年間タイトルは89年に最優秀新人、93年に最高勝率に輝いている。
転機は11年3月。選手会副会長就任のため現役を退き、翌12年6月から5期10年間に渡って選手会長を務めた。持ちペラ制度の廃止、最低体重制限の導入、選手数適正化のため、凍結されていた4期通算勝率の復活などを推し進めた。さらに、「どんなプロスポーツも選手会長は現役選手が務めている」と5期目には後進のため自ら走る選手会長を選択してレースに復帰。その志は現瓜生正義代表に受け継がれている。
引退のきっかけはラストランとなった大村でのF。勝負がかかっていないレースでFを切ったら引退する…と心に決め、それを大村の前走地だった平和島で公言していた。
通算成績は5455走で勝率7.23、1756勝、優出237回、優勝85回、生涯獲得賞金は約17億1470万円で歴代24位。また1人、ボート界の歴史に残る名物選手がカポックを脱いだ。
7月27日からの常滑一般戦で、地元の吉田裕平が自身初となる7連勝の完全Vを達成した。今年は小池哲也、前田将太、毒島誠、関浩哉に続く5人目の快挙。 吉田は常滑市出身で愛知2場では常滑が純ホーム。昨年の蒲郡ダービーではSG初出場でいきなり優出し、3着に食い込んだことは記憶に新しい。 前走地の丸亀でも準優、優勝戦と勝ち、2節連続優勝で9連勝だったが、10連勝目となる次節の蒲郡お盆戦は1走目がなんと6号艇。さすがに3着と敗れてしまい、連勝はここでストップした。
8月10日の尼崎お盆戦2日目5Rで、3連単の高額配当歴代4位となる63万7530円が飛び出した。
レースは4カドの盛本真輔がまくってレースを作り、5、6コースの鈴谷一平と山下智己が次々と差し抜ける展開。2マークを先取りした山下が1着、鈴谷が2着。まくった盛本も3着を粘った。3連単は120番人気で、2連単も6万7600円という高額配当だった。
立役者となった山下はデビュー2期目の133期でこれが2勝目。兄の大輝と拓巳も選手で現役では4組目の3兄弟レーサーの末っ子だ。
静岡の若手女子2人が初優勝を飾った。予選2位ながら3回目の優出で初の優勝戦1号艇を手にした森下愛梨は差した佐々木裕美とのデッドヒート。1周2マーク、2周1マークと立て続けに全速ターンを繰り出して佐々木を振り切り、120期では8人目、女子では初の優勝者になった。
2回目の優出だった川井萌は地元浜名湖のオールレディース。2号艇ながらピット離れで遅れて3コースになったが、準優と同じく鮮やかな全速まくり差しで突き抜けた。2期前にはA2級に昇格しているが、今期は初のA1級も狙える勝率。127期では仲道大輔らに続くまだ4人目の優勝者で、同期の清水愛海より早い初優勝になった。
3回目の優出だった大原祥昌は地元宮島。予選2位から優勝戦1号艇を手にしてのイン速攻。島川海輝らの126期では5人目の優勝者に。
初勝利はデビュー2期目の133期が3人。三嶌さららは児島の男女混合戦。6コースからのまくり差しで12万円台の大穴を提供。村松遥輝は地元浜名湖のお盆戦。6コースからのまくり差しで服部幸男、重野哲之のSG覇者2人を撃破し、やはり10万円台の大穴を提供した。修了記念レース覇者の小林京平は地元徳山で4コースからのまくり勝ち。133期はこれで10人が水神祭を済ませた。
132期の嘉手苅徹哉は児島で5コースからのまくり差し。入海馨や山口達也を破ったが3連単は1万円台で大穴ではなかった。すでに水谷理人が初優勝を飾っている132期では19人目。残る未勝利選手は8人となっている。
GI初勝利は福岡レディースチャンピオンで4人。3回目の優出でGI初優勝の入海馨は116期では大山千広に続く2人目のGI覇者となった。
8月17日の平和島お盆戦初日10Rで加藤高史が周回誤認を犯した。 4号艇の4コースだった加藤は1マークで後手を踏んで4、5着争い。2周2マーク旋回後は5番手を航走していたが、3周目のスリット通過後に上体を起こし、3周1マークでは減速。後続艇に抜かれて6着でゴールした。「他艇と競っていてゴールしたと思い込んでしまった」と本人は周回誤認を認めている。 昨年は多発した周回誤認だが、今年は今村暢孝に続いて2人目。次回の褒賞懲戒審議会で4か月の出場停止処分が下される見込み。
褒賞懲戒審議会が7月30日に開催され、次の5選手に出場停止処分が下された。
・堀本翔太(9か月)
・今村暢孝(4か月)
・原田才一郎(1か月)
・森岡まき(1か月)
・上田龍星(1か月)
堀本は5月26日のびわこ試運転ピットにて、ファンに手を振っていたことが判明。重大な管理規定違反と認定されて、9か月出場停止という非常に重い処分が下された。今村は4月29日の丸亀5Rで周回誤認疑い。原田は5月25日の尼崎でキャリアボデーガスケット未装着による整備規定違反。森岡は5月31日の福岡前検日における選手登録票不携帯。上田は5月24日からの常滑における前検不参。原田と上田は出場停止処分が下されたことにより、9月の桐生ヤングダービーの出場が取り消されたが、上田の方は今後のSG出場には影響がなく、ボーダーをクリアした10月の戸田ダービーには出場する。
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