上瀧和則
上瀧和則

出た!歴代4位の63万舟!上瀧和則が電撃引退、遠藤エミがレディースチャンピオン連覇 / ボートニュースまとめ(8/5~13)

{{ good_count }}

ピックアップニュースはこちら!

上瀧和則が電撃引退
遠藤エミがレディースチャンピオン連覇
入海馨がGI初制覇
・133期の三嶌さらら村松遥輝が水神祭
森下愛梨大原祥昌がデビュー初優勝
・尼崎で当地最高配当の63万舟

上瀧和則が電撃引退

"エースのジョー"の愛称でファンに親しまれた上瀧和則が引退した。
上瀧は1987年5月に唐津でデビューした60期生。96年福岡ダービーをはじめ、SGはV4。GIは17回優勝した強豪選手だった。レーススタイルはコース取りから攻めるインファイター。新鋭時代からベテランを相手に堂々と立ち向かい、時代を切り拓いてきたパイオニアでもある。

また、レーサーとして以外でも12年から22年6月まで選手会会長を務めるなど、業界をけん引。選手会役員に就任した選手はレースに出走しないのが通例だったが、20年5月に「走る選手会長」としてレースに復帰した。22年1月に津で優勝を果たし、大きな話題となった。

現役最後のレースは今年7月3日からの大村で、初日8Rに1号艇でフライング。その直前節の平和島で「Fを切ったら選手を辞めると心に誓っている。準優とか優勝戦とかで"勝てる"と思ってのFなら仕方ないけど、関係ないところでFを切るのは集中力がなくなった証拠。そうなったらみんなに迷惑かけるからね。その時は選手を辞める。今はそういう気持ちでレースをしてるよ」とコメントしていたが、上瀧はこのレース後に途中帰郷。それ以降の斡旋は入っていなかった。生涯獲得賞金は約17億円。

遠藤エミがレディースチャンピオン連覇

12日の福岡PGI「第38回レディースチャンピオン」で遠藤エミが逃げて大会連覇を達成した。同大会連覇は鵜飼菜穂子さん(1990、91、92年)、谷川里江(94、95年)、田口節子(2011、12年)に続く史上4人目。この優勝で賞金1300万円を加算して女子賞金ランクは1位、全体の賞金ランクも21位まで順位を上げた。「連覇というのは頭になかったけど、優勝できたことはうれしいです。姉(ゆみ・19年引退)の誕生日だったので、そのために優勝したいなとは思っていました。グランプリはチャンスがあれば頑張ります。(レディースチャンピオン、クイーンズの同年Vは)今は頭にないです。次の節、という感じです」と今後の抱負を語った。

入海馨がGI初制覇

6日の芦屋GI「読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」で入海馨がインから逃げて快勝。通算3度目のGI優出で悲願の記念初Vを手にした。「優勝戦は自分が茅原悠紀だと思い込んでレースに行き、ハンドルを切った瞬間に行けると思いました。昨年のヤングダービー(優勝戦1号艇で3着)のことを忘れたことはありません。あのレースのおかげでメンタルもスタート力も強化できたと思うし、今回の優勝でやっと糧にできたと思います。リベンジは今回で果たせたと思いますが、9月のヤングダービーでも借りを返したいですね」と、さらなる飛躍を誓った。

133期の三嶌さららと村松遥輝が水神祭

児島「BTS松江開設24周年記念競走」初日の8日、2R6号艇の三嶌さららが6コースからまくり差しで初勝利を飾った。23年11月に丸亀でデビューし、150走目での達成となった。1期上の姉・こころより先に水神祭を挙げた。「6コースから行くつもりだったし、自分のスタートをしようと思っていた。スピードを持ちながら差したいと思ってたら、体が自然と動いた。1着を取るのが目標だったので、次は準優に乗れるように頑張ります」と今後の抱負も語った。

浜名湖「中日スポーツ後援 湖西市長杯争奪戦 黒潮杯」初日の10日、6R5号艇の村松遥輝が6コースからまくり差しで初勝利を挙げた。23年11月に浜名湖でデビューし、87走目での達成。「展開にずっぽりはまりました。100走までに決めたかったし、今節は水神祭を狙っていました。子供の頃から坪井康晴さんに憧れて選手を目指していたので、師匠や坪井さんの前で決められたのがうれしいです。強い選手が多いオール静岡で優出できるような選手になるのが目標です」。師匠の藤田竜弘も「よく取れた。僕では1着取れないメンバー。これで自信を持ってくれれば」と一緒に喜んだ。

森下愛梨、大原祥昌がデビュー初優勝

丸亀「ヴィーナスシリーズ第10戦 蒼月まるるカップ」6日、1号艇の森下愛梨が抜きでデビュー初優勝を飾った。17年5月に浜名湖でデビューし、7年3か月での達成。「めちゃくちゃうれしいですね。ずっと緊張していました。1Mは漏らしたと思ったけど、2Mは全速でやりきろうと思っていました。苦しい思いもたくさんしたけど、ファンの応援や、仲間や家族に救われて優勝することができました」と喜びを語った。

宮島「第3回エフ・ディミニッシュバトルシリーズ」8日、1号艇の大原祥昌が逃げて地元でうれしい初優勝を決めた。20年5月に宮島でデビューし、3度目の優出で達成。「事故レースにはなってしまったが、先に回って1等で帰ってこれたので素直に喜びたい。初の1号艇での優勝戦だったが、意外に緊張もせずいい経験になりました。今後は早くA級になって上位のレースにも参加したい」と最後は笑顔で締めくくった。

尼崎で当地最高配当の63万舟

尼崎「日本財団会長杯争奪第52回オール兵庫王座決定戦」2日目の10日、5Rで133期の山下智己が6コースからまくり差しを決め地元初勝利。外枠勢が上位を独占したこともあり尼崎歴代最高配当、全国でも4位となる3連単63万7530円を叩き出した。これまでの尼崎最高配当38万9830円から大幅な記録更新となり「うれしいです!買ってくれたお客さんにも感謝です。これでしばらく名前が残りますね」と大喜びしていた。