宮島

【現地コラム】痛恨の4艇フライング~レディースオールスター準優勝戦を振り返る~/宮島レディースオールスター

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ボートレース宮島で開催されているGⅡ「第9回レディースオールスター」は、11日に準優勝戦が終了し、優勝戦6選手が出揃った。10Rと12Rは西橋奈未守屋美穂が逃げて順当決着。西橋は「最近にないくらい緊張しました。スタートは全然わからないけど、全速で行きました。仕上がりは回り足を中心に上位だと思います。明日は優勝だけを狙っていきます!」、守屋は「スタートはしっかり行けました。ちょっとターンマークを外して、差されたかと思いましたが、モーターのおかげで逃げられましたね。明日はみなさんに感謝をしながら過ごしたいと思います」とレース後に話した。

一方、大波乱となったのは11R。土屋南のチルト3度に対抗するべく、高速スタート合戦となり、その土屋だけでなく、戸敷晃美香川素子米丸乃絵の4人がフライングに散った。成立した舟券は単勝と2連単のみで、他は不成立。2億4530万9300円の99.75%にあたる2億4470万1000円が返還された。

戸敷、米丸は唐津ウエスタンヤング、土屋は児島MB大賞後に30日のフライング休み。非常識Fの香川は鳴門オールレディース後に35日の休みとなる。

さらにGⅡ準優勝戦でのフライングということで、休み明け後半年間、GI・GⅡは選出から除外される。そのため4人は8月福岡レディースチャンピオン、下関のレディースチャレンジカップ、12月蒲郡のクイーンズクライマックスには出場できない。特にレディースチャンピオンには戸敷以外の3選手が出場圏内だっただけに痛恨という他ない。

恵まれながら1着になった長嶋万記は「南、それは早いよって思ってました。仕上がりは、プロペラを叩いて、私が好きなグリッドする感じになりました」と勝利を喜びながらも、どこか複雑な面持ちも見せた。

こうして出揃ったベスト6。女子レーサー人気ナンバーワンに輝くのは誰か。