全国BTS探訪第11回津幡(石川県)編

震災後は一時避難所に

ボートレースチケットショップ津幡があるのは石川県の中央部、能登半島の南西に位置する津幡町。古くは源平合戦の一大戦地としても知られる倶利伽羅峠があり、能登半島への入口という交通の要衝でもあり宿場町として歴史を積み重ねてきた。現在でも金沢や富山とのアクセスも良く、復興支援旅行でぜひ訪ねてみたい。

能登半島地震によって甚大な被害を受けた北陸地方。しかし3月16日、北陸新幹線の金沢～敦賀間が開通したこともあり、復興支援を兼ねて、観光目的で北陸を訪ねようという人も多いことだろう。そこで今回は北陸唯一のチケットショップ、BTS津幡を訪ねた。

能登半島とは、狭義には羽咋市や羽咋郡までを言うが、津幡町のある河北郡も広義には能登半島に入る。それだけに震災時には大きな揺れが起こり、BTS津幡も1月1日から14日まで営業を休んでいた。幸い、施設に大きな損傷等はなかったそうだが、付近は地震の影響で断水となっていたこともあって、水道が復旧するまでは近隣住民にトイレを開放するなどして避難所としての機能を果たしていたという。