順位決定戦で2着同着が発生・来年のSGシード選手が決定~SG第38回住之江グランプリトピックス~
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グランプリは石野貴之、シリーズは深谷知博の優勝で幕を閉じたが、今年のグランプリも様々な出来事があった。
山口剛がグランプリで3年連続の失格
19日に行われたトライアル1st第1戦の3号艇で出走した山口剛は、1周1マークで転覆。これで山口はグランプリは3年連続で失格となった。昨年はトライアル2nd第1戦の1号艇で、プラス01のフライング。2年前は初日のシリーズ特別戦(10R)に4号艇で出走したが、不完走のため失格となり、帰郷した。
枠番抽選が封筒方式に変更
19日のトライアル1st第2戦の枠番抽選から従来の"ガラポン"から"封筒方式"に抽選方法が変わった。ドラマもいくつかあった。トライアル2nd第2戦の磯部誠は、封筒を取り出す際、箱のふちに当てて落としてしまい、別の封筒を取り直すと、それが1枠だった。2nd最終戦でも5番目の桐生順平と6番目の峰竜太の残りくじが1枠と6枠で、桐生が⑥、峰が①。これが優出への明暗を分けた。
中島孝平が途中帰郷で初の2nd繰り上がりが発生
22日のトライアル2nd第2戦の11R4号艇で出走予定だった中島孝平が発熱により欠場し、途中帰郷となった。欠員はトライアル1stの得点上位者から順次補充されるが、準優勝戦・優勝戦に進出する選手と賞典除外選手は選出除外のため、シリーズ戦の準優に進むことが決定していた毒島誠、深谷知博、土屋智則、さらにフライングをした山口は除外になった。ということでシリーズで予選落ちした菊地孝平が繰り上がりでトライアル2ndの第3戦、さらに最終日の順位決定戦に出場した。
シリーズ戦準優で大荒れ
23日の8R~10Rでグランプリシリーズの準優勝戦が行われた。8Rは関浩哉がイン速攻で優出一番乗りを決めた。9Rは2号艇の井口佳典がピット離れで遅れて大きく回り直すとそのままインを取り、213カド456の並びに。スロー勢が軒並みスタートで遅れると、カドの篠崎元志が一気に攻めた。展開が向いた佐藤翼が5コースまくり差しで突き抜け、3連単は5-4-6で4万8670円の79番人気の大荒れ決着。10Rは2コースから前田将太のツケマイが決まり、インの毒島を沈めるも、差した2号艇の深谷知博が1着。3連単は3-2-5で5万9630円の74番人気でこちらも大荒れ決着。この結果、準優で唯一逃げた関がグランプリシリーズ優勝戦の1号艇を獲得となった。
グランプリ順位決定戦で2着同着が発生
24日の10R、順位決定戦では、2着争いをしていた馬場貴也と今垣光太郎がゴールまでもつれ合い、写真判定の結果、2着は同着となった。前回のSGでの同着記録は22年7月21日の尼崎オーシャンカップ10Rで菊地と今垣の3着同着。前回に続き今垣が絡んだ同着となった。
来年のSGシード選手が決定
グランプリ優勝戦に出場したメンバー、石野貴之、平本真之、峰、磯部、池田浩二、茅原悠紀の6名が来年のSGへの優先出場権利を獲得した。対象レースは「クラシック」「オールスター」「グランドチャンピオン」「オーシャンカップ」「ボートレースメモリアル」「ボートレースダービー」の6開催になる。