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下関のヤングダービーは準優勝戦が行われ、ベスト6が出揃った。優勝戦は1号艇から入海馨、上條暢嵩、小池修平、新開航、関浩哉、松山将吾。上條と関はGI覇者、SG出場実績がある新開は意外にもGI初優出、小池も初、入海と松山はこれが2回目の優出となった。6選手の準優勝戦終了後の様子をお伝えしよう。
優出一番乗りを決めたのは小池修平。GI初優出でニコニコかと思いきや、表情は引き締まっていた。「4日目に4着以上で準優1号艇だったのに、5着で悔しくて整備しました。初優出はもっと嬉しいものかと思っていたけど、勝てる自信もあったので、また明日も頑張ろうという気持ちですね。機力はトップ3くらいにはいると思います」。そのトップ3は、上條と入海だという。
1号艇で負けてしまった新開は、どこか納得した表情を見せた。「僕は自分のスタートを行くだけ(コンマ11)。タッチスタートなど、周りが早かったですね。優勝戦で目立つことはないけど、十分勝負になる足。特に行き足が気に入っていて、スタートはしやすいです。GI初優出は、自分としてはそろそろしたかったし、目標のひとつが達成できたのは嬉しいです」。
ヤングダービーに並々ならぬ思いを抱いているのが今回最年長で出場した上條。「初出場した8年前のことを思い出しました。当時最年少で、その時には桐生順平さんなど錚々たる顔ぶれだったんですよね。この時のように、何年かして、後輩に『あの時、上條さんがいた』そんな風に思われるようになりたい」そのために結果を出したいところだ。
道中の接戦を制した関は冷静だった。「両サイドが出てたので、なんとかという感じですね。とりあえず優勝戦に乗れてホッとしてます。5枠は楽しみ。SGも5枠から勝ってる人もいるので」と、同世代の羽野直也を意識した話もあった。
上條と全く同じ成績で、タイム差で予選トップ通過を果たした入海が優勝戦1号艇。優勝を意識して、緊張の面持ちだった。「まだドキドキしています。スタートはだいぶ放りながら行きました。上條選手と小池選手がいいと思うので、一緒くらい行けたらと。2年前のヤングダービーで優出した時よりも成長した姿を見せたいです」。
最後の優出切符をもぎ取った松山は4月の津周年に続くGI優出。前回は1号艇で6着に敗れてしまったが、その経験を糧にして成長している。「同期の井上一輝と小池修平にプロペラを教えてもらって一気に良くなりました。大外から行きます。津周年の経験を経て、落ち着いてレースできてます。“アレがあったから勝てた”と早く言いたいですね」。
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