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8月22日からの若松ルーキーシリーズで、まだデビュー2期目の131期・石本裕武が予選2位通過から準優もイン速攻を決め、同期のトップを切って初優出を決めた。
この節の若松は低調機シリーズだったが、石本は数原魁とともに数少ない抜群機をゲット。この節より師匠の藤山雅弘から枠主張の許可が出て、イン戦にも挑戦。2日目に連勝を飾るなど、準優も含めて8戦5勝の好成績で文句なしの優出を決めた。
残念ながら優勝戦は2コースから展開が向かずに3着。もし優勝していれば9ヶ月と24日だったので、96年以降では5番目となるデビュー最短優勝になるところだったが、それはお預けになった。
石本は養成所勝率が7.26で石渡翔一郎に続く2位。デビュー期に6勝、勝率3.31と最近の新人の中ではズバ抜けた成績を残して2期目に突入。7月のびわこ、8月の丸亀でも予選を突破して(しかも準優2号艇)、若松は3回目の準優だった。
今期は若松終了時点で65走して14勝。勝率も5.62で2期目にしてA2級昇格が見えてきた。このまま2期目でA2級昇格となれば、114期の松尾拓以来、8年半ぶりの快挙。実は関西大法学部4年生で来年3月の卒業を目指しているという現役大学生でもあるのだが、久しぶりに楽しみなスーパールーキーが出現した。
8月4日の徳山一般戦6日目4Rで、松井繁が史上40人目となる通算2500勝を達成した。内訳はSG370勝、GI1090勝、GⅡ65勝、GⅢ133勝、一般戦842勝。64期では服部幸男に続く2人目。大阪支部でも野中和夫に続く2人目。
王者にまた新たな勲章が加わった。福岡メモリアルで1勝を加えてSGでの371勝は2位の今村豊さんに38勝差を付けてのトップ。GIは名だたるレジェンドたちに続いての5位で、現役では2位の今垣光太郎に290勝もの差を付けている。
GⅡはベスト10には入らなかったが65勝は11位タイ。そのGⅡのトップは同期で盟友の服部幸男。GⅡでは完全優勝を達成したこともある。
8月20日の下関一般戦2日目2Rで渡邊伸太郎が、8月28日の住之江一般戦4日目4Rでは武田光史が2000勝を達成した。武田が史上175人目。
渡邊の内訳はSG5勝、GI115勝、GⅡ9勝、GⅢ216勝、一般戦1655勝。59期では今村暢孝、森竜也に続く3人目(植木通彦さんは1562勝)。佐賀支部では瀬戸康孝、松尾泰宏、脇山久夫、深川真二、北島英男に続く6人目。
渡邊はSG出場が6回。GIは3回の優出で95年に芦屋周年と福岡周年で2回の優勝がある。通算では240回の優出で優勝は31回。生涯獲得賞金は約8億5265万円。
武田の内訳はSG0勝、GI144勝、GⅡ12勝、GⅢ122勝、一般戦1722勝。72期では石田政吾に続く2人目。福井支部では岩口昭三、今垣光太郎、石田政吾、平野小六、加藤元三に続く6人目。
武田はSG出場が2回あるものの、未勝利だったのは意外。GIは9回の優出があるが、まだ優勝には届いていない。通算では255回の優出で優勝は43回。生涯獲得賞金は約7億9165万円。
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