全国BTS探訪第2回埼玉編

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埼玉県にはボートレース戸田という本場があるが、戸田へ旅打ちする場合、宿泊は大宮か都内が便利で、旅行情緒を味わう事にはやや向いていない。しかし埼玉にはBTSが2ヶ所あり、BTSがある埼玉県北部や東部には史跡や道の駅など、旅行で訪れて楽しい場所がたくさんある。戸田しか知らないボートファンにとっては、埼玉の違った魅力を発見できるに違いない立地だ!

埼玉のBTSは早朝から!

埼玉のBTSは2ヶ所あるが、どちらもいわゆる中心部からは離れた場所にあり、東京や千葉や神奈川から向かっても、ちょっとした旅行気分を味わえるような、ちょうどいい距離感と言える。今回、まず訪ねたのは埼玉北部の深谷市にあるBTS岡部。関越自動車道の本庄児玉ICから向かったが、寄居パーキングエリアのスマートIC利用でも良さそうだ。

深谷市と言えば、ちょうど1年後の来年7月に発行予定の新1万円札に描かれている渋沢栄一の出身地として話題だ。当然、関連の史跡もいくつもあるが、今回はJR高崎線の深谷駅を訪ねてみた。渋沢翁は地元深谷市にレンガ工場を作り、そこで造られたレンガは1914年に東京駅が建てられた時にも使われたのだとか。その東京駅を模して造られたという深谷駅はなかなかに見応えのある建物だった。

深谷駅からBTS岡部までは車で約15分。着いて驚いたのだが、BTS岡部は朝の7時半から一部の発売所を開いて早朝発売をやっている。なんでも周辺には農家が多く、朝早くから舟券を買いたいという要望に応えて06年からやっているそうだ(※後述のBTS栗橋でも19年から早朝発売を開始した)。BTSは高齢者の利用が多いので、早起きの高齢者を取り込む意味でもこれはいい試みだと感じた。施設内は1階、2階とも広いスペースで、249インチ×2台、200インチ×2台の計4台の大型モニターが1階、2階の両階から見られるのは開放感があって良かった。