石野貴之
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芦屋

石野貴之、前検日に優勝する夢を見た〜ボートレースオールスター優勝記者会見〜

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芦屋のSGボートレースオールスターは、石野貴之がイン逃げ圧勝。SGは節目となる10回目の優勝を飾り、優勝賞金4000万円を得て、獲得賞金は7095万8000円となり、賞金ランキングは1位に躍り出た。ここでは石野の記者会見の様子をお伝えしよう。

——しっかり逃げたように見えましたが、ご自身では?

石野 本当にゾーンに入っていたというか、負ける要素が見当たらない感じがしました。

——ゾーンに入ったというのは、過去に経験がある?

石野 今日が一番かもしれないですね。選手生活において。

——気持ちとしては嬉しい?ホッとした?

石野 絶対に負けられないレースなので、ホッとしたという気持ちの方が大きいです。

——ファンの入場制限がなくなり、多くのファンの前で勝てたというのはいかがですか?

石野 本当に感慨深いですね。ウイニングランの時にも「大阪から来たよ」っていう声も聞こえましたし。お客さんの方を向いてガッツポーズするのは、意識的にやりました。

——SGは4連続優出。優勝は節目の10回目です。

石野 松井繁さんの12回を当面の目標にしています。偉大な先輩を超えたいです。だけど(今節松井さんが達成した生涯獲得賞金)40億円は無理です(笑)。

——最終日の機力気配は?

石野 優勝戦では横一線くらいの感じでしたね。今日は天気が崩れそうで、気圧も下がりそうだったので、下手に触るよりは回転の微調整にとどめる方がいいと思いました。みんながパワーダウンする条件なので、自分さえしっかり合わせられればいいかなと思って調整しました。

——いつぐらいから仕上がりに納得した?

石野 2日目で完調だなと思いました。あと、前検日の夜に優勝する夢を見たんですよ。こういう時は結構いい結果が出るんですよ。

——優勝戦のフライングの罰則が重くなって初めての大会だった。

石野 面白くないね。ペナルティの差が、個人個人であまりにも大きいので、良くないなと思います。

——近況のリズムは?

石野 身体の調子は良くないですけど、リズムはいいです。大きなところで勝ちきれないことはありましたが、今回勝てたので良かったです。

——体調が良くないというのは?

石野 まだ全然万全じゃなくて、治療してくれている先生には、出場を止められたんですけど、なんとか腕が上がるくらいにまでしてくれたので。正直、オールスターじゃなかったら欠場していたレベルです。

——芦屋は実績豊富な水面、印象は?

石野 プロペラ調整が合うし、走りやすい感じがします。

——今後の賞金戦線について。

石野 あまり早く勝ちすぎて、中だるみになってしまった年もあったので、しっかり集中して一年間走り続けます。

——今後の目標は?

石野 レースをするのは、いつも一緒の気持ちで一生懸命やってるんですけど、史上初のグランドスラムを達成して、インゴットを獲ってる姿をお見せしたいですね。