混合戦における女子のチルトアップは最強かも
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藤山翔大、菅章哉、高田ひかるが一世を風靡した「爆伸び」の戦法。最近は周りの選手の包囲網に遭ったり、フライングで自滅したりとなかなか結果が出せていない。
藤山は5月の鳴門周年で節間2本のFを切り、その後のレースではスタートを自重。手も足も出なくなり、新期勝率は4.02。前期は7.51あったので、3.51も下がってしまった。現在開催中の丸亀で実に3ヶ月ぶりのレースとなっているが、展示タイムこそ連日トップタイムを記録するが、まくれてはいない。
菅は本日(10月19日)最終日の鳴門で優勝戦1号艇からイン逃げ快勝。今年2度目のVとなった。菅は記念への斡旋が増えたり、伸びがつかなかったこともあって、現在はA2級。しかし新期勝率は6.33までアップし、次の若松(10月24日~29日)でA1級勝負駆けとなる。
近況健闘が光るのは高田。8月以降、混合戦と記念への斡旋が続いているが、9月のヤングダービーと10月の平和島周年では予選突破を果たすなど、結果を残している。勝率も落とすことなく、A1級をキープしそうだし、女子賞金ランキングでも7位になっている。
特に高田は、女子戦よりも混合戦の方が力を発揮しているように感じる。今年1回優勝しているが、それも混合戦だった(7月鳴門)。
同県の後輩である山下夏鈴は伸びの調整をしなくなったようだが、近況特注は堀之内紀代子。9月末の蒲郡混合戦で引いた52号機がチルト3度仕様になっており、その調整を引き継ぎ初日連勝。その節は1号艇を含めてチルト3度を貫き、12戦5勝(全てまくり勝ち)。
伸びの魅力に取り憑かれたか、次の唐津(10月8日~13日)でもチルト2度や3度に挑戦。なかなか1着が取れず、4日目以降はチルトを-0.5度に下げたが、現在開催中のびわこオールレディースでチルト1度で4連勝。インでも2コースでもチルトを上げて逃げたり、差したりしているので、戦法や調整の幅が明らかに広がっている。
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