BTS【ボートレースチケットショップ】に行こう!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

みなさんは場外発売場のボートレースチケットショップ(以降BTS)に行ったことはあるだろうか。かつてはボートピア、ミニボートピア、オラレなど呼称は様々だったが、現在はBTSに統一されている。

設置個所は全国83ヶ所。なんと本場の3倍以上の数となっている。北は北海道、南は鹿児島まであり、未設置の場所は、岩手、山形、栃木、群馬、東京、長野、富山、福井、和歌山、沖縄の10都県のみ。昨日まで下関で全国ボートレース甲子園が開催されていたが、やはりご当地を背負った選手たちの奮闘は大いに盛り上がった。この流れで不毛の地にもBTSが設置され、全国各地から選手を応援できるようになってほしいものだ。

売り上げに関しては、過去最高を記録した昨年度(2021年4月~22年3月)、電話投票が76.96%の占有率だった。それに対して、BTSをはじめとする場外は18.39%。金額に換算すると4399億3810万3600円とまだまだ存在感を見せている。

BTSにおける売り上げ日本一は大阪の梅田。JR大阪駅から徒歩5分という好立地に建ち、都市型の代表で不動のトップ。2位は栗橋、3位は岡部でともに埼玉県。しかし、両場とも車での来場が必須の郊外型。最近施設のリニューアルを行い、快適さがアップした。その影響があったのかもしれない。4位は神奈川県の横浜、5位は兵庫県の神戸新開地、6位は京都府の京都やわたと都市型BTSが上位を占めている。

しかし、BTSはコロナ禍において多大な影響を受けた。というのは、無観客時には営業することができなかったから。本場は電投によってしのぐことができたが、その施設で紙の舟券を売らなければ、全く利益にならないBTSにとっては死活問題だった。

集客のためのイベントを積極的に打てなくなってしまい、かといって来場者がいなければ売り上げが見込めない。高まるボートレース人気とは裏腹に、その流れに乗る積極策が打てないジレンマも現場にはあったそうだ。最近になってようやくイベントも解禁されてきて、その流れも変わりつつある。

もちろん電投は非常に手軽で便利だ。しかし、現金をやり取りするという紙の舟券ならではの独特の緊張感もある。さらにBTSは、小さな施設なので、人と人との交流が生まれやすい。電投が主流の今だからこそ、BTSで非日常空間を味わってみてはいかがだろうか。