【初心者必見】これでバッチリ、フライング休みのルール

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本日(7月6日)、YouTubeのマクールchにアップされた動画「大山千広のぼーと好いとーばい。#10」。今回の動画では、土屋南をゲストに迎えて、「ちーちゃん&南がスタートを考える会。」としてお送りしている。ぜひ動画もご覧いただきたい。

「土屋南がやって来た!大山千広のぼーと好いとーばい。#10」動画はこちら

動画内でメインテーマになっているフライング休み。編集部にも「フライング休みのルールがよくわからない」という声がしばしば届く。ということで、まとめてみよう。

●フライング休み

1本目 30日休み
2本目 60日休み
3本目 90日休み
4本目 180日休み

まず基本となる休みの期間。これは勝率算出期間と同様で、5月~10月、11月~4月の半年間でフライングの本数をカウントしていく。

その期間に1本切れば30日の休み。2本だと30日+60日で合計90日(3ヶ月)の休み。3本だと30日+60日+90日で合計180日(半年間)の休みとなる。なお、F4は事実上の退会勧告となっており、過去の事例はない。

例えば4月に1本、5月に1本ずつFを切ったとしてもF2となるわけではなく、期替わりを挟むので、F1とF1で、合計60日の休みとなる。

●F休みに入る日

続いてF休みに入るルール。Fを切ったその日の時点で入っている最後のあっせん、その最終日翌日から休みになる。

6月に3年ぶりのF休みとなった西山貴浩を例に取ってみよう。西山は3月の大村クラシックでFを切った。その時点で5月29日が最終日の宮島オールスターまで出場が決まっていたので、5月30日から6月28日までの30日間が休みとなった。なお、Fを切ってから休みに入るまで、約2ヶ月、SG1節、GI3節、一般戦2節と計6節も走った。

これが一般戦中心の選手の場合、あっせんが入っている日が1ヶ月分くらいなので、Fを切った後にこれほど走ることはまずない。

●非常識なフライング

大時計のタイミングに合わせてスタートし、スリットラインを超えてしまったらフライングなのだが、タイミングによって2種類のペナルティが存在する。+01~+04を通常のフライングとするならば、+05以上の大幅な飛び出しを「非常識なフライング」と呼んでいる。これは集団フライングを誘発するとして、F休みが5日加算されるという追加のペナルティが課せられる。

その運用は今年の5月からで、それまでは即日帰郷になっていた。

●事故点

勝率は着順点を出走回数で割ったものだが、事故率も級別審査にも影響を与える。

事故率の計算は不良航法・待機行動違反が2点。選手責任の失格(転覆や落水など)が10点、妨害失格が15点というなかで、フライングは20点。さらに優勝戦でのフライングは30点と非常に重い点数が加算される。

1期間における事故点の合計を出走回数で割ったものが事故率で、0.70を超えるとB2級に強制降格となり、1.00以上で半年間斡旋が停止される。選手が「事故パン」とコメントするのは、事故率が高くてまともにレースができないという意味だ。

●SG・GI・GⅡ・女子戦ペナルティ

売上が高いGⅡ以上のグレードと女子戦の準優勝戦・優勝戦に関しては以下のような特殊なペナルティが設けられている。

【SG優勝戦】
SG1年間除外。F休み消化後6ヶ月間PGI・GI・GⅡ出場除外

【SG準優勝戦】
直後のSG4節除外。F休み消化後3ヶ月間PGI・GI・GⅡ出場除外

【GI・GⅡ優勝戦】
F休み消化後6ヶ月間PGI・GI・GⅡ出場除外

【GI・GⅡ準優勝戦】
F休み消化後3ヶ月間PGI・GI・GⅡ出場除外

【女子戦優勝戦】
F休み消化後6ヶ月間女子戦出場除外

【女子戦準優勝戦】
F休み消化後3ヶ月間女子戦出場除外