SGとフライング
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【池田浩二】
池田浩二の優勝で幕を閉じた唐津SG「第32回グランドチャンピオン」の売り上げは約138億6000万円(目標額150億円)で目標には届かず。3日目に丸野一樹、5日目の準優10Rでは1号艇の秦英悟がFに散り、7億1500万円の大返還があったのは残念なことだ。
秦はSG準優勝戦のフライングのため、ペナルティーで今後のSG4節が選出除外。またF休み明け後も3か月間はGIおよびGⅡに出場できなくなった。秦にとっては痛恨のFとなった。ちなみにSG優勝戦でのフライングだった場合、SGは1年間の選出除外、GIおよびGⅡはF休み終了後、6か月間出場できない。
では丸野はどうか。SGでFと切ると通常、F休みが以降のSGと被るため、1大会出場できない場合がほとんど。クラシックでFを切った西山貴浩や白井英治がグラチャンを走れなかったこともこれに該当する。だがグラチャンに限ってはそれが該当しない。グラチャンを走った選手の多くは、8月のメモリアルまであっせんが入っている。丸野はメモリアル後にF休みを迎えるが、9月はSGの開催がない。つまりSGを“無駄”にしなくていいということ。これは丸野も自覚。「Fしてしまったことは申し訳ないけど、ここで良かったな、と。賞金争いのことを考えると、SGを走れなくなるのは痛いですから。しっかりと反省して、また頑張りたい」。もちろん、わざとFと切る選手はいない。だがグラチャンでのFは選手のとっても“救い”なのだ。
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